前回のつわり体験記はこちら。重症妊娠悪阻の記録を週数別に詳細に記録しています。
妊娠して間もなく酷いつわりが始まり、実家に帰省。
車で6時間もかけて療養の為に帰って来ましたが、まさかの飼い犬に飛び掛かられ連続嘔吐を味わった私です。
こうして書いたものを読むと少しは笑えるのですが、当時は本当に生きているだけで精一杯。全く笑えません。
飼い犬に飛びかかられたあの日から、ますます体調は悪くなりました。
病院に行くのが辛い、だから辛くても行きたくない
毎日20回以上は吐いてしまい、食事も出来ない状態だったので、両親も心配して地元の産婦人科に連れていこうとしていました。
しかし、病院にいくのが辛いのです。
「いや、辛いからこそ病院に行けよ」と思うかもしれませんが、つわり経験者なら分かる方もいるのではないでしょうか?
服を着替えて準備をして、病院に行く。
沢山の幸せオーラ妊婦さんに囲まれながら、少子化なんて嘘みたいな劇混みの待合室で待つ。
この待ち時間・・・地獄ですよね?
イスに座るのが辛い、人のにおいを嗅ぐのが辛い、病院のにおいが辛い。
辛い、辛い、辛い。
それよりは、気持ち悪くても家で横になっていた方がマシ。
今思うと信じられない程、内に内にこもっていた気がします。
「赤ちゃんを見たくないの?」
「病院に行くのが辛い」と言うと親や友達、医師にも言われたのが、
「赤ちゃん見たくないの?」という言葉でした。
そりゃあ見たい。エコーで赤ちゃん見たいよ。
でも、そこには必ず「元気だったら」と言う言葉が付きます。
赤ちゃんが可愛いとか、男か女かとか、名前はどうしようとか、そんなの今は本当にどうでもいい。
ただ、このつわりを治して欲しい。
私はただひたすらそう思うだけで、生きているだけで必死だったのです。
なかなか酷いつわりを経験しないと、この気持ちは分からないと思いますが、赤ちゃんに興味がない訳ではない。
極限に眠くて仕方ない時に、「美味しそうな焼肉、なんで食べないの?」って言ってるのと同じです。
この時の私は、とにかく1日、1時間を過ごして時が経つのを待つしかなかったのです。
私の関心事は「つわりがいつ終わるか」ただそれだけでした。
吐きすぎて血を吐く。それでも冷静な私
この日も朝から具合が悪く、ずっと横になっていました。
アイスとかは少し食べていたもののほとんど食べ物は口に出来ない状態です。
気持ち悪くて眠ることも出来ずに「うーん、うーん」と唸りながら、何とか時間をやり過ごしていた時、喉の奥から唾液が大量に混みあがってきて抑えることが出来ません。
何とか飲み込もうとしますが、無理。
こうなるともう吐くしかなく、そばにあった嘔吐用のゴミ箱に
「オエー!オエー!オエー!」
何も食べてない状態だったので空吐きのような感じで、数回苦しい思いをしました。
涙目になりながら、ふと目をやるとゴミ箱に赤いものが・・・。
血だ!
そう言えば、つわりで血を吐くと言うのは何かで読んだことがあったような気がします。
その時は、「つわりで吐血なんて私よりも酷い人はまだまだいるんだなぁ・・・」と思っていたのですが、まさか自分までそうなるとは思ってもみませんでしたよ。
どうやら私の状態はもうだいぶ酷い状態らしい。
ただ、私の場合は胃液を吐いてしまったりしていたので喉が切れて血が出たようでした。
ほんの少しの量だったし、この1度以降はこのようなことは無かったです。(病院へは連絡はしました)
しかし何も食べてないから胃液を吐いてしまう訳で・・・。このままではまずいと少し反省しました。
自分一人の体じゃないし何としても栄養を取らなければと強く感じました。
そしてこれを期に、気持ち悪くて食べたくも飲みたくもなくても何とかして口に入れようと思うようになったのです。
吐血したら念のため病院に連絡を入れる
私のようにつわりで吐きすぎて血が出てしまった方は、念のため病院へ連絡をいれるか診察を受けた方が良いです。
私は実家にいたので、まずかかりつけの病院に電話をし吐血したことを相談しました。
その時の状況や血の量、回数など細かく聞かれ、私の場合はほんの少しの血が混じっている程度だったことと、一度だけだったので取り合えず様子見に。
もし、その後も血が出ることがあれば実家の方の病院に行ってみて欲しいと言われました。(まだ帰宅するまで日があった為)
病院や先生によって対応が違うかもしれませんが、まずは1人で判断せずに病院の支持を仰ぐべきだと思います。
実家から自宅へ帰る
夫と両親で私が帰宅する日を決めました。
私はもう起き上がって話すことも考えることもしんどい状態だったので全て家族に任せました。
次の検診の日も迫っていたため、夫が帰ってきてからすぐに帰宅することに決めます。
また、数時間以上もの長い長い道のりを行かなければ帰れません。
当日は中間地点まで両親に送ってもらい、そこまで夫が迎えに来てくれることになりました。
本当は電車で帰れれば一番早くて体に負担もかからないのですが、やっぱりあの駅の人混みを思うとどうしてもだめでした。
みんなに迷惑ばかりかけてしまって申し訳なかったです。
つわり体験記の続きはこちらです。
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