前回のつわり体験記はこちら。妊娠悪阻の記録を週数別に詳細に記録しています。
結局私のつわりは胎盤が完成しても終わることはありませんでした。
13週で終わる、15週で終わるというネットでのあの情報達は一体何だったのでしょうか。
気付けば16週に入りました。
もう、何も信じられません。ただ、子供を産みたいだけなのになぜこんなに苦しむのか。人体のエラーとしか思えません。誰が妊娠ベリーハードにしてくれと頼んだんだ。
一日に吐く回数は多少減っているものの、まだまだ嘔吐しています。ご飯も限られたものしか食べられません。
それでも冬休みで夫がずっとそばにいてくれたので何とか過ごせていました。一人じゃないというのが凄い安心感なのです。
1人でつわりに耐える日々が始まる
しかし、そんな日々も長くは続きません。夫の仕事が始まると1人で家で過ごさなくてはいけません。
私の為にいつもより仕事を早く終えて帰るようにしてくれていて、本当に仕事も私のお世話も頑張ってくれました。感謝しています。
妊娠中の夫についてはこちらの記事に詳しく書きました。
でもこの時はそんなこと考えている余裕は全くなく、一日私がうーうー唸りながらどれだけ苦しかったか文句を言ってしまう日もありました。
元気ならこんなことはないのですが、本当にごめんね。
悪阻で苦しみながらこんなことをしていた
私は夫が会社に行ってから帰るまでの、朝の8時過ぎから夜の7時までたったひとりでマンションにいました。
頻繁に吐き気の波が襲ってくるので外に出ることは出来ない。
家事をすることも出来ない。
そもそも起き上がることすらしんどいので気分転換に散歩とか家事とか絶対無理です。
歩くのも辛く、私が移動するのはトイレに行くときのみ。
数週間前は息をするのすら苦しくて1日に20~30回以上吐いてしまう日も多かったのですが、やっと短時間なら見られるようになりました。
しかし、テレビというのはどうしてこう食べ物関連が多いのでしょうか。
テレビを付けると流れてくるのが、
おススメのワンコインランチ
憧れのホテルディナー
人気のパン屋
有名パティシェのスイーツ
それ・・・全部NGです。
なのでおちおちテレビ付けてられないんです。
ドラマなら見られることも多かったですが、CMもふいに食べ物が出て来たりするので録画や配信で見ていました。
なぜミステリーは大丈夫なのか?金田一と頑張る日々
眠れる時は眠れても、吐き気で目が覚めます。
一日の間でそう何時間も眠っていられるわけではないので苦痛な日々を過ごしていました。
なるべくなら睡眠で時間を稼ぎたい。
でも昼に寝すぎると夜眠れなくなる。
いくら具合が悪くても、1人で横になっているのは時間が過ぎるのが遅すぎます。
何かないかと思っていたところにふと思いつきました。
はっ!
私、金田一少年の事件簿なら見れる気がする!
なぜなのかは全く分かりません。でも後に同じ妊娠悪阻で苦しんだ方から
「ウォーキングデッド」なら見れた
コナンなら見れた
ホラー系の映画なら見れた
という話を何回か聞いたのでこれも妊娠悪阻あるあるなのでしょうか。
U-NEXTなら1カ月間無料でお試し出来ます。
一ヵ月以内に解約すれば料金がかからないのでなにか見れるものがないか探してみるのも良いと思います。
私の場合は急にアニメの金田一なら気持ち悪くならずに見れると思ったのです。
それはアニメの絵なのか、はじめちゃんの声なのか、殺人事件の内容なのか(?)理由はなにかあるんだろうけど分かりません。
ぐったりしていても、「金田一見よう」という謎のパワーが私の中に芽生え始めました。
夫に頼んでDVDを借りに行ってもらうも店舗には置いていなく、動画配信サービスを利用しました。
これならテレビでもパソコンでも見れるし、沢山種類があるので(金田一以外でも)おすすめ。
金田一に異常な執着を見せる私を見て、夫はつわりで吐いてるのにこんな殺人事件なんて見て信じられないと言われました。
そんな事言われたって、私が一番戸惑ってるんですわ。
金田一以外にもコナンも割と気持ち悪くならずに見られたので、その二作品を見て時間を稼ぐ。これなら昼に睡眠カードを使わずにとっておけるので夜眠れるんです。
金田一もコナンも死神と言われているが彼らがいてくれたおかげで私は頑張れました。当時、親の顔より見た金田一一ちゃん。今も好きです。
時間を稼ぐ
妊娠悪阻になってから「時間を稼ぐ」ことで頭の中がいっぱいでした。
今思うと本当に異常な状態だったんだなと怖くなります。
私は当時、一日でも一秒でも早く子供を産みたくて(産んでしまいたくて)どうやって出産までの時間を、いかに体感的にはやく終わらせるか必死だった。
それは妊娠悪阻という悪魔に憑りつかれていたからだ(金田一が抜けていない)
健康な体だったら一日なんてあっという間で、どうやって「時間を稼ぐか」なんて思いもしませんでした。
つわり体験記のつづきはこちら
コメントを残す