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ちびドラマーチ

神奈川在住の1児の母です。妊娠期間の半分以上、本気で苦しんだつわりのこと。子育てのこと。大好きなドラマのレビュー書いています。

「のび太の結婚前夜」を大人になってもう一度見て欲しい

日常 日常-マンガ

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名作と名高い「のび太の結婚前夜」

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1999年に公開された「ドラえもん のび太の宇宙漂流記」と同時上映された「のび太の結婚前夜」、当時小学生だったわたしは映画館で父と見て、子供ながら涙を流した記憶があります。この時、父がどんな顔で映画を見ていたのか何を思ったのか聞いておけばよかったなと思います。

そんなわたしも大人になり結婚しました。式準備の過程でこの映画をふと思い出し、式前日に1人で見ました。その後、娘を出産しまた1人で見ました。

子供の頃とは違うものを沢山感じるとることが出来、わたしが子供の頃にこんなに素晴らしいドラえもんがずっとそばにあったことを嬉しく思いました。以下、大人になってから見た感想を書きます。

大人になったわたしが「のび太の結婚前夜」を見た感想

この映画は本当にしずかちゃんと結婚できるのか心配になったのび太がドラえもんと、結婚式前日にタイムマシンで様子を見に行くというお話です。

ここまではいつものドラえもんのお話と似ています。何か困ったことがあればすぐにドラえもんに頼み、助けてもらうのび太。何でもドラえもん頼みです。

しかし、結婚式前日の未来にはドラえもんはいません。きっと未来に帰ったのでしょう。結婚式前日もアクシデントがありますが、のび太達だけで解決していきます。(大人だから当たり前ですが)子供の頃ずっと見ていたのび太達がとても頼もしくなっていて安心して見ていられます。

のび太の成長を見た

式の日にちを間違えたり、お金を忘れたり、おっちょこちょいなところは何も変わっていないのび太。しかし、横断歩道でおばあちゃんに手をかす優しいのび太が変わらずそこにいました。

彼は迷子の猫の為に自分をかえりみず助け、必死に家族の元へ連れて行こうとします。河川敷に寝転んで踏んでしまったタンポポに添え木をしてあげます。寒い夜に会った先生に上着をかけてあげます。

このシーンを見るだけで、何故しずかちゃんがのび太を選んだのか分かります。ここにすべてが詰まっているようにわたしには思えました。

しかし、迷子の猫を空港に送るシーンですが、子供の頃ののび太にあそこまでの行動力があったでしょうか?いつもドラえもんに助けを求めていました。しずかちゃんに相談していました。しかし、大人ののび太は自分で考え、自分で行動します。しずかちゃんにも頼りません。

のび太の成長した姿、これを見られて嬉しい反面、大人になったのだなぁと少しだけ切なくもなりました。

のび太たちの友情

ジャイアン、スネ夫、彼らもまた大人になりました。子供の頃のように、のび太に意地悪をするシーンはありません。

猫を送ろうとするのび太を空港まで車で送ってくれます。途中、バッテリー切れで車が止まってしまいますがジャイアンは先に行くように言います。スネ夫もすぐに賛同します。映画版ぐらいでしかなかなか見せなかった彼らの仲間を思うこの一面がすぐに見られました。(これも映画ですが)

夜には剛田商店で男だけで飲み会をしますが、酔っぱらったジャイアンが歌を歌います。

のび太が「やめろー!へたくそー!」と言います。

それを言われても、ジャイアンはのび太に暴力をふるいませんし、口調も全然怒っていません。この一言だけで彼らが大人になるまで良い友情を築いてきたことが読み取れる素晴らしいシーンだと思いました。

子供の頃ののび太はジャイアンに怯えて何も言えないか、やけくそで文句を言っていただけでしたよね。対等な関係になったんだと安心しました。

ジャイアン達のセリフひとつひとつが優しくて彼らの成長も感じます。

しずかちゃんとパパ

しずかちゃんとパパのシーンがこの映画の最大の見どころでしょう。ことあるごとに昔の自分とパパを重ねては切なくなるしずかちゃんにわたしまで切なくなります。そして、パパの仕草や言葉のひとつひとつが胸にしみます。

しずかちゃんのウエディングドレス姿を見て、「きれいだよ」と言ったあとに優しく頷くところ。

お嫁に行くのやめると泣きつくしずかちゃんの髪をやさしく撫でるところ。

子供の頃に見た時も感動して泣きましたが、大人になってみるとこんなにも細かい描写があったのかと驚きました。

パパの言葉はどれをとっても名言です。

子供を産んで改めてそう感じました。何もしなくても子供は親にたくさんの贈り物をしているんですよね。産まれてきてくれたことが最初の贈り物であること。子供が親から巣立っても、たくさんの楽しかった日々や満ち足りた日々がある。少しくらい寂しくてもその思い出たちがあたためてくれる・・・。

産まれてきてくれた娘とたくさん楽しい思い出を作ろう、たくさん愛してあげようと思います。

それから娘としては、しずかちゃんがパパの咳を聞いて不安になるシーンにすごく共感します。自分が大人になるように親も歳をとっていくというのをあの咳だけで表現しているのは素晴らしいです。最近、親の老いを感じるなぁ・・・。

このシーンで一番泣いた

わたしが一番ぐっと来たのは、のび太が河川敷に寝転がって「ドラえもん・・・」と呟くシーンです。ここに来るまでにも散々泣いたのですが、あの一言にのび太の色んな感情が集約されている気がしてならないのです。映画の予告ののび太のナレーションを聞いてからみるとさらに感動必至ですね。この映画は予告も含めて一本の作品だと思います。むしろこの予告だけでも泣けます。

ドラえもんがいつ未来に帰ってしまったのかはこの作品では明かされていませんが、今も思い出すだけでぐっと胸が締め付けられるような切ない気持ちになります。

大人になってもう一度見て下さい

子供の頃には子供なりの見方が、大人になったらまた違う見方で見られる素晴らしいアニメだと思います。子供の頃は子供ののび太、結婚したときは大人のしずかちゃん、子供が結婚するときはしずかちゃんのパパ。こんなに長い間、違う気持ちで見られるアニメがあるでしょうか。

この作品は大人向けにもつくられているような気がします。

それから、わたしは大山のぶ代ドラえもんで育ってきてますのでやはり「STAND BY ME ドラえもん」ではなく「のび太の結婚前夜」が好きです。ドラえもんと言ったら、やっぱりこの声なんですよね。今の子供達には水田わさびドラえもんがドラえもんなのは間違いないんですけどね。声優ってすごいなぁ。

 

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