つわりが忘れられない

長女妊娠時に妊娠悪阻になった。

『つわり体験記』つわりが始まった時の症状。妊娠6週目で吐き気

2015.12.28

入院、自宅療養と寝たきりの生活が続き体重は7キロ減。

ピーク時は一日数十回嘔吐する日もあり妊娠期間で400回以上は嘔吐した。

胃液を吐いた。血を吐いた。

この世界のありとあらゆるにおいが恐怖だった。

太陽の光と生活音ですら吐き気を感じた。

ずっとずっと横になって耐えていた。毎日泣いていた。

控えめに言っても地獄だった・・・

そんな日々から3年以上経ち、次女を出産もしたが(妊娠悪阻にはならず)私はつわりのことを全く忘れられずにいる。

つわりは60年経っても忘れない

「出産の痛みは産んだら忘れる。だからまた産める。」

とよく聞きます。

私は帝王切開なので陣痛のことは分かりません。

でも術後の傷の痛みや高熱で痛くて辛くて産後も傷をかばいながら動いていました。

それなのに次女出産までは「痛い」という感情をリアルに思い出せないというか、まぁ確かに忘れている部分もあったのです。

 

でもね・・・つわりは、妊娠悪阻は別だ。

3年経っても全く忘れることは無くかなり鮮明に覚えているのです。

まだ3年だからと思う人もいるかもしれませんが、同じく妊娠悪阻経験者の祖母は産後60年近く経っても覚えています。

もう80代半ばなので色んな記憶があやふやですが、妊娠悪阻の記憶だけは薄れないらしく

祖父(夫)の言葉、医者の言葉、食べていたもの、苦しんだ期間などバッチリ記憶があるのにはびっくりです。

私もきっとそうなるだろう。おばあちゃんになっても忘れられないと思っています。

スポンサーリンク

生活の中で思いだされる妊娠悪阻の記憶

妊娠悪阻が終わっても、出産しても、子どもが成長しても、

ふとした時に思いだすあの気持ち悪さ。今でも蘇ると吐きそうになる時があります。

妊娠悪阻の時に着ていたパジャマや下着、寝ていたソファー、通院の時に着た服は全て捨てました。

それらはつわりの思い出が強すぎて見ているだけで気持ち悪い。

それから食べていたもの、飲んでいたもの。特に愛飲していたイオンウォーターは未だに飲みたくない。

聞いていた音楽、見ていたドラマ(BGMや主題歌も)

 

母や夫との会話

医師が私に言ったこと

吐いて泣きながら何を思っていたのか

ここで人生やめてしまいたいと思っていたこと

 

もう全て全て全て忘れられない

 

妊娠悪阻にならなければ、こんな嫌な記憶をずっと抱えずに済んだのに。

それほど衝撃的な体験だったんだと思っていますが、それが世間にはまるで認知されていないのが悔しい。

信長協奏曲の映画CMで嘔吐した日

私が妊娠悪阻で苦しんでいた頃、どうしても見たかったドラマが小栗旬主演の「信長協奏曲」

テレビを付けて意識朦朧としつつも見ていました。

体調が悪く見れない時は録画していたものを少しずつ見たり・・・

今思えば「なんでそんなに見たいの!?」と自分でも謎なのですが、見たかったんですよね。

 

そして娘を出産後、何気なくテレビをつけていたら「信長協奏曲」が映画化するらしく予告がやっていました。

ミスチルの『足音~Be Strong』が流れた瞬間、気持ち悪さが一気に込み上げてきて・・・

トイレにて嘔吐(涙)

びっくりしました。PTSDみたい。

もう自分で自分が可哀そうになります。私みたいな人きっといると思います。

これは創作なんかじゃないのです

私は自分の妊娠悪阻体験を6週~28週までかなり細かくブログに書いています。

↓一番酷かった頃

『つわり体験記』つわりでの入院はまさに地獄の日々だった

2015.12.30

当時1人で孤独に嘔吐している私の心の支えが、同じ妊娠悪阻になった方々のブログだったからです。

それでも数が少なく同じものを何回も何回も読みました。

私が書けばその内の一つになり、少しでも同じ辛い思いをしている方を励ませると思ったからです。

沢山の妊婦さんからコメントをいただくようになり書いて良かったな~と思う一方で、

「こんなに詳細に書けるはずがない」

「寝たきりで意識朦朧していた割には詳しく書きすぎている」

と創作なのではないかというコメントもありました。

創作ではないのです。

強烈な体験過ぎて鮮明に覚えているのです。

こんな辛くてただ嘔吐しているだけの日々、創作で書こうなんて人がいる訳が無い。

それくらい妊娠悪阻というのは忘れることが出来ない辛い体験でした。

つわりと一緒に忘れない家族のこと

もし、これを妊婦さんのご家族が読んでいたら是非覚えていて欲しい。

忘れないのはつわりの苦しみだけじゃない。

その時支えてくれた家族のことも絶対に忘れないと思います。

私は実母と夫に凄く助けられたのですが、今でも涙が出るくらい感謝しています。

妊娠中の夫の言動を私は一生忘れない

2016.09.26

結婚したばかりだった夫、私のあんな姿を見てびっくりしたと思う。

でも嫌な顔一つせず、ずっと支えてくれた。

一生そばにいようと思った。

この人が辛い時は同じように絶対に助けようと思った。

 

つわりに苦しんでいる妊婦さんの旦那さまやご家族の方、どうか助けてあげてください。

特に旦那さま。

この時のあなたの対応で今後の夫婦関係がかなり変わると思います。

嬉しいことも悲しいことも、つわりと共にしっかりと心に刻まれますので。

冷たい態度、心無い言葉、言わないでくださいね。絶対ですよ。

あなたの今後の人生の為でもあります。

 

こんなにこんなに辛い妊娠悪阻、つわり。

どうか研究が進み今よりももっと良い治療法が見つかりますように。

早く忘れたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください