「パーフェクトワールド」川奈つぐみの父はなぜあんなに頑固なのか?鮎川が可哀そう?

有賀リエの人気漫画「パーフェクトワールド」 映画化もドラマ化もされました。

私はこの漫画のファンで何度読んでも切なくてあたたかくて涙が出てくる・・・とても良い作品だと思っています。

車いすに乗った彼との恋。それは綺麗ごとでは済まされない沢山のハードルがあった。

そのハードルの一つが親の反対。

主人公のつぐみと鮎川の交際に猛反対するつぐみの父親。想像以上の頑固さに驚いている方も多いのではないだろうか。

※コミック1~9巻までのネタバレを含みます。未読の方ご注意下さい。

娘の彼氏が障害を持っていた

高校の同級生のつぐみと鮎川。二人の実家は長野県だか今は東京で働いている。

年越しの為、二人で長野に帰省し父親と初めて顔を合わせる。

車イスに乗ってる

交通事故で「脊椎損傷」っていう障害を負ったの

家族団らんの時にタイミングを見計らってつぐみは家族に説明する。

この時のつぐみは家族がどう思うか?受け入れてくれるのか?ドキドキしながら話したのがよく分ります。

話を聞いて父親は脊椎損傷は治るのか?歩けるようになるのか?とつぐみに聞きます。

つぐみは歩けるようにはならないと少し笑いながら(予想外の返しが来て笑ってしまったんだと思う)答えると

それ 親に笑って言う話か?

パーフェクトワールド1巻より引用

 

と言って席を立ち部屋から出て行ってしまします。

この父親の態度酷くないですか?

突然で驚いたのは分かります。大事な娘の事が心配なのも分かります。

でも、詳しい話は何も聞かずに拒絶しました。

更に私が引っかかったのが脊損者だと知る前、鮎川が建築士だと聞いた時にこの父親は

「ほお」

と言ったんですよ?

「ほお」って一体何様のつもりなんでしょうか・・・?

建築士なら娘の結婚相手として合格、でも脊損者と知ったら完全拒絶って・・・いくら反対だとしてもこの態度は人としてどうなんでしょうかね。

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事故を全て鮎川のせいにする親

つぐみは鮎川をサポートしたい一心で仕事の後も鮎川の家に通います。

当然疲労はたまります。

そんな時に母親から「彼と付き合ってから変わったとお父さんが怒っている。早く合わせなさい」と連絡が来て追い詰められるつぐみ。

電車の中で過呼吸になるほど・・・。

そして鮎川と仕事の移動中に駅のホームから転落してしまいます。

明らかにオーバーワークだったつぐみ、長沢さんへの対抗心や親との関係など心労も絶えず倒れてしまったんですね。

それを鮎川に言いますか?

骨折したつぐみ、入院している病院に駆けつける両親。

付き添っていた鮎川を見るなり怒鳴りつける母親。この時はまだ事態を把握していなかったらしいが、なぜ彼ばかりを責めるのだろう。

もし一生歩けなくなりでもしたら どうなってたか!!

パーフェクトワールド3巻より引用

このセリフ、鮎川に言いますかね? 残酷過ぎませんか・・・

気が動転していたのは分かりますが、鮎川が付き落とした訳でもなくつぐみが気を失って転落したんですよ。

土下座する父親

今回の事故で絶対に二人の交際は認めないと決めたであろう父親(たぶん話を聞いた時から考えは変わっていないが一日も早くと思ったのだろう)

つぐみのいない所で鮎川に土下座し「別れてくれ」と懇願する。

自分の代わりに背負ってくれる人に任せたいそうです。

結婚って男の人に背負ってもらうことですかね? この表現はつぐみの過去の事故の時の描写を用いているものと思いますが・・・(汗)

父の病

初登場回から少しやつれた印象のあったつぐみの父親ですが、病気は深刻なようです。

4巻ではステージ4のガンで先は長くない事を母親が打ち明けます。

自分は娘の結婚式も孫もこの目で見ることは出来ないかもしれない。だからこそ娘には苦労する道を行かせたくない。

その思いで鮎川と付き合うことに猛反対していたらしい。

私も親なのでその気持ちはもちろん分かります。

でも、子供が本当に好きな人と一緒にいるよりも大切な事ってなんなのでしょう?

無理やり別れさせて、健常者と結婚したとしてそれが幸せなんでしょうかね・・・。

鮎川と是枝への態度の違い

是枝にはかなり好意的なつぐみの家族。

会ったのも数回なので是枝の人柄をよく知っている訳ではないと思うが、余りの態度の違いに私はもやもやが募る。

健常者だから、自分の事は自分で出来るから、娘に迷惑をかけないから

だから彼の事を好意的に見ている気がして本当に嫌だ。

鮎川やつぐみに数々の心無い言葉を浴びせる父。

障害のある鮎川と一緒にいる娘が心配なのは分かるけれど、一番大事な娘の気持ちはまるで無視です。

パーフェクトワールド

あなたさえいてくれたら この世界は完璧なんだ

パーフェクトワールド8巻より

つぐみと鮎川がお互いの思いを再び確認しあったシーンですのセリフです。

この作品のタイトル「パーフェクトワールド」とはこういう意味なんですね。

「あなたさえいてくれたらこの世界は完璧」本当に愛し合っていなければこんなセリフは出ません。

障害があっても「鮎川樹」という存在が無ければつぐみの世界はぽっかり穴があいてしまったように満たされることはありません。

頑固な父

鮎川が何度会いに行っても頑なに態度を変えないつぐみの父。

つぐみと鮎川の固い絆を見ているとどうしても父親が悪役というか頑固親父に見えてしまう。

娘の幸せを本当に願っているというよりも、娘を自分の思い通りにしたいのかと私は思うようになりました。

 

がんが進行し倒れてしまう父。

意識が朦朧とする中で、見た光景でやっと二人の仲を認めることが出来たようだ。

それがこのセリフです。

悲しむ娘を必死で支えようとする男の姿を!!

パーフェクトワールド9巻より引用

 

えっ!?

いやいや、今までだって鮎川はつぐみを支えてましたよね?

なんで急に心変わりしたんですかね?

「その光景が全てを物語っていた」って・・・今まで全く気付かなかったんですか?

あんなに二人は愛しあっていたのに(汗)

結婚

いままで頑なに鮎川を拒絶し二人の仲を認めようとしなかった父。

車いすから降り、ヨロヨロの体で鮎川に頭を下げる姿を見るのは来るものがありました。

自分の病気の事もあり娘の未来が不安で不安で仕方なかったのかもしれません。

 

お父さんがもっと早く娘の本当の幸せに気付いてくれていたらどんなに良かったのか。

でも、これが綺麗ごとでは済まないと言うことなのかな。

現実は厳しい部分もありますからね。

もちろん健常者と結婚するよりは大変な事も多いと思いますから・・・。

 

原作はまだ続いているのでこの後、二人や家族がどうなっていくのか気になります。

つぐみと鮎川には幸せになって欲しい。

 

原作コミックはこちらです。現在9巻まで発売中。

岩田剛典、杉咲花主演の映画版はこちらです。

ドラマ版についての記事はこちら

【実写ドラマ】パーフェクトワールド 原作との違いは?キャストは合っている?

2019年3月20日