2人目を出産(妊娠中でも)すると言われるこの言葉 「上の子を優先してね」
そうか、今まで自分だけを見てくれた親が下の子ばかり見てお世話したら辛いよな。
私も三姉妹の次女なのでその気持ちは痛いほどよく分る。
なるべく上の子を傷つけないように優先しよう。
そう思って2人目育児に臨む方も多いと思う。実際、私たち夫婦がそうでした。
親としては頑張って優先しているつもり
長女の時同様、次女の時も里帰り出産はせずに実母に自宅に来て手伝ってもらいました。
実母が来てくれている間は大人3人に対し子供は2人。
日中は私と母だけですがそれでも人手は足りていました。
私も夫も母も「長女に悲しい思いをさせないように、なるべく優先しよう」と3人で協力してなんとかうまくいっていたのですが・・・
夫婦と子供2人の生活。はっきり言って余裕なし
夫婦と子供だけの生活が始まると想像以上に余裕がない。
日中は私が長女と次女を1人で見ていますが、同時にやらなければいけないことが増えて慌ただしい。
掃除や洗濯をするのにも何度も中断するので今までよりも時間がかかるし、買い物だって大人1人で幼児と乳児を連れて出かけるのはかなりしんどい。
そんな中、長女のことをゆっくり見てあげることは難しく本人も不満気な様子。
それでも何とか「上の子を優先しよう」と出来る限り頑張っていました。
優先するにも限度がある
「上の子を優先する」と言葉で言うのは簡単ですが、実際にこれをするのはかなり難しいことだと分かりました。
まず、長女は私と夫をよく見ているので片手間に相手をしたのでは納得しません。
かといって泣いている次女を放っておいて長女と遊び続けるなど出来ない。
特に授乳やミルクの時に次女が抱っこされているのを見るのが辛いらしく、一緒に抱っこしてと甘えたり、すねて部屋から出て行ってしまったりしていました。
そんな様子を見るのはこちらも辛い。
でも長女が可哀そうだと次女のお世話をしないという事は絶対に出来ない。優先するにも限度がある。
次女のお世話だってしたい。沢山抱っこしてあげたい。
それなのに、自分が子供の頃の「親が自分を見てくれなくて悲しかった」記憶はしっかりとあるので余計にもどかしい。
子供も分かっているからこそ辛い
長女は3歳なので、赤ちゃんは自分では何も出来ないと言うことは分かっていると思います。
そのような事を話して「○○してあげようね~」と言うこともありますが、目の前で自分以外の子供のお世話に一生懸命になる私たちを見るのが嫌なんですね。
泣いたり怒ったり自分でもどうしていいのか分からないと言うように感じました。
すごく気持ちが分かる。
自分を見てもらえない時は1人で静かに遊んでいて耐えている時も多いです。
もう少し小さいお子さんだとまた違うと思いますが、子供も分かっているので尚更辛いですよね。
優先ではなく独占出来る時間を作ってみた
私の体が回復してきた頃から少しずつ長女とだけ過ごす時間を作っていきました。
基本的には土日に夫が次女を私が長女を担当というような感じで数時間~半日くらい過ごしています。
逆に私が次女を夫が長女をという日もあります。(もちろん家族で出かける時もありますが・・・)
公園や図書館、買い物、ファミレス、映画。
家で一緒に簡単な料理を作ったり、2人きりでDVDを観るのも楽しい。
たまには2人で電車やバスに乗ってちょっと遠くまでお出かけしたりもします。
この間は私の両親・私・長女でディズニーも行ってきました。夫と次女はお留守番です。
毎週どこかに行くわけではなく「今日はいいよ」と長女が言えば家族みんなで一日ゆっくりします。
次女は混合なので結構私は自由に出来るのですが完母だとまた違いますよね。
このママ(パパ)を独占出来る時間を作ってから長女は少し変わりました。
平日なかなかつきっきりで遊ぶ時間が取れなくても「今度の土日は○○行こうね。○○しようね」と約束があると安心するようです。
次女がもう少し大きくなって家族みんなでどこへでも行けるようになっても、長女や次女とそれぞれだけの時間も無くしたくないなぁと思っています。
「上の子優先して」と言われると辛い。もうやっているから
もうこの見出しの通りなんですが、上の子を優先すると言うのはすでにやっている方も多い。
でも優先ばかりしていられない。
下の子のお世話があるし生活もあるのである程度で区切りをつけていかないと厳しい。
「状況をみて優先する時もある」位でいいと私は思っています。
毎日じゃなくても上の子とだけ過ごす時間を作る。
「大好きだよ」と言葉で伝える。
わが家はこの二つを大切にしています。
あんまり「上の子優先にしないと」と言われると親の方が追い詰められていきます。
特に真面目な人ほど頑張り過ぎてしまうと思う。
周りの方はそう思っても、きっと皆さん色々悩みながらやっていると思うのでそっと見守ってもらえる方が私は嬉しいかな。
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