漫画「パーフェクトワールド」が泣ける!車いすの彼との恋。あらすじと感想

初恋の彼と再会・・・でも、彼は車いすに乗っていた。

「パーフェクトワールド」は有賀リエ先生の描くKissで連載の漫画です。

初めてこの漫画を手に取った時は、正直ここまで切なくて辛い漫画だとは思っていませんでした。表紙で車いすに乗った彼が描かれているので、なんとなく内容は予想していましたが・・・私の考えは甘すぎた。

車いすでの生活がどんなものなのか全く分かっていなかったのです。

そして、この漫画を読んで思ったことは・・・

もし、夫と出会った時に夫が車いすに乗っていたら付き合っただろうか?結婚しただろうか?

障がいを持った人と付き合っていくことは並大抵のことでは無い。そして、親になった今自分たち二人だけの問題ではないのだと思うようになりました。

登場人物とあらすじ

(パーフェクトワールド4巻表紙)

※ここからはネタバレを含みますので注意して下さい。肝心な部分はネタバレしないように書きます。

登場人物

  • 川奈つぐみ(26)インテリアデザイン会社勤務
  • 鮎川樹(26)一級建築士
  • 是枝洋貴(26)SE
  • 長沢(31)元看護士のヘルパー

メインはこの4人です。この他にも会社の人や家族など出てきますが、4人を中心に描かれています。

つぐみは少女漫画の主人公らしい性格。ほんわかしていてお人よしなザ・主人公って感じなんです。すごく良い子だからこそ、鮎川の為に色々頑張ろうとして見ているこっちが痛々しくなる位。

鮎川は設計事務所で働いている一級建築士。大学時代に事故で脊椎を損傷し車いすで生活しています。こちらも少女漫画らしく爽やかなイケメン。

つぐみと鮎川の高校時代の同級生、是枝は分かりやすい位の主人公を想うキャラ。

この漫画の登場人物達は、本当に少女漫画にありがちな性格や容姿なんです。特にくせとかありません(笑)

ただ・・・鮎川が車いすで生活をしている。そこが他の少女漫画と違います。

あらすじ

つぐみは高校時代に鮎川に淡い片思いをしていましたが、それが叶うことはなく疎遠に。社会人になり職場の飲み会で鮎川と再会します。

再開した鮎川は、大学生の時にあった事故で脊椎を損傷し車いすで生活していました。つぐみは鮎川と仕事を一緒にするようになり、再び鮎川に惹かれていきます。

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障がいのある彼と付き合うということ

(パーフェクトワールド3.4.5巻裏表紙)

本当に無知で申し訳ないと言うか、恥ずかしいのですが、私は脊椎損傷で車いすに乗っている鮎川がどんなに大変な思いをしているのか全く分かっていませんでした。

つぐみと鮎川が付き合うことになっても、「良かったね」としか思いませんでした。

初恋の彼と再会し思いが通じたつぐみに対して、どこかほんわかしたような気持でいたのです。

つぐみと鮎川は1巻と早めの段階で付き合うことになるのですが、2人が辛くて苦しい思いをするのはここからなんです。この漫画のメインが付き合ってからと言っても良いと思います。

常に体の不調との戦い

鮎川は事故で脊椎を損傷し、下半身の感覚が全くありません。足をぶつけても痛みを感じないし、血が出ていても気付かない。排泄障害だって・・・。

調べたり考えれば分かることなのに、私は何も知らなくて恥ずかしい。

また、常に体の不調に悩まされる。鮎川が好きな設計の仕事も出来ない程、高熱が出たり痛みで眠れなくなったり・・・こういうシーンは読んでいて本当に辛い。

周りの人々の視線

つぐみが鮎川と付き合って気付いた事。それは周りの人々の視線です。

デート中も常に人々の視線が気になる。目に見える障がいを持っている方がいれば、無意識にでも目がいってしまうのは分かります。でも・・・それが何人、何十人となると苦しすぎる。

それぞれの親の想い

つぐみと鮎川、それぞれの親の想いがとても丁寧に描かれています。

私は娘がいるので、もし娘がつぐみの立場になったら・・・鮎川の立場になったら・・・と想像しますが、どちらの親の気持ちも分かります。

つぐみの親は鮎川との付き合いに反対。鮎川の親はつぐみに負担がかかってもそばにいて欲しいと。自分の子供のことを一番に考えたらどちらも責められない。

2人だけの問題ではなく、お互いの家族の気持ちも入ってくるとなると、やはり普通の付き合いのようにはいかないのですね。

お互いを思うからこそ傷つけあう

冒頭に書いた「もし、夫と出会った時に夫が車いすに乗っていたら付き合っただろうか?結婚しただろうか?」

この問いは何度考えても私の中で答えが出ません。今後もたぶん出ないと思います・・・。結婚しただろうと思いたいけどそんな簡単なことではない。

夫のことが好きだし、ずっと一緒にいたいと思う。もし、今後夫に何かあっても私はそばを離れないし支えようと決めています。

でも、出会った時にと考えると、始めの頃のつぐみのように付き合う対象には入っていなかったかもしれない。その後、つぐみのように惹かれたかもしれないけれど。

つぐみと鮎川はお互いを本当に大事に思っていて、常に自己犠牲を捨てない。

彼を一番苦しめているのは 私だ

桜に積もった雪のように彼に重くのしかかり 枝を折るほどに-・・・

パーフェクトワールド3巻より引用

「私が頑張れば」「俺が諦めれば」という風に自分を犠牲にしてもお互いを守ろうとする姿が胸に刺さります。思う気持ちが強くて、だからこそ傷つけあってしまうのです。

多くの人にこの漫画を読んでもらいたい。

私も夫も娘も、そしてあなたもずっと健康でいるとは限りません。もしかしたら病気や事故で障がいを抱えることだってあります。可能性はゼロじゃない。

「パーフェクトワールド」を読んで私は色々と考えることが出来て良かった。ありがちな少女漫画ではなく、泣けたり切ないシーンが多いけれど、家族のこと恋人のこと自分のことを考える良い機会にもなると思います。

実写映画化決定!キャストに杉咲花と岩田剛典

実写化の波がここにも・・・2018年に実写映画化決定だそうです。(こちらの写真は漫画の帯です)

好きな漫画が次々と実写化していく~。ストーリを改変せずに原作に忠実に作って欲しいです。どんな漫画原作でもファンの気持ちは一緒ですよね。

主人公のつぐみ役に杉咲花、鮎川役に岩田剛典だそうです。

この2人って同級生なんだけど結構歳の差あるよね?原作では26歳の設定なので杉咲花若すぎると思うんだけど・・・どんな感じになるのでしょうか?

後悔されたら見に行きたいと思います!

映画の公開前に是非、原作の漫画を読んでみて下さい。

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