卒乳と断乳どっちがいい?わが家が断乳を選んだ理由と成功した方法

赤ちゃんにおっぱいをあげるのは、本来とても幸せな時間。実際私もそう思っていましたし、わが子を抱っこして「可愛い、幸せ」そう思っていました。

娘は生後1か月まではミルクと母乳の混合で育てていましたが、次第にミルクを拒否するようになり、完全母乳になりました。

母乳一本にしないほうが、すんなり止められるかな~と思って混合を目指したのですが思惑は外れてしまったのです。

わが家は断乳を選んで無事に卒業出来たのですが、それに至るまでの経緯や成功出来た方法などをご紹介します。

卒乳と断乳ってどう違うの?どっちがいいの?

卒乳とは、赤ちゃんが自らおっぱいをやめること。「もういらないな」と本人が自然におっぱいから離れていくことをさすんだそうです。

一方で断乳とは、ママが何らかの事情や都合によりママの意思でおっぱいをあげるのを止めることです。

何だかこんな風に書くと、卒乳って素晴らしい。断乳は悪のように聞こえますよね。このことに関しては私もだいぶ悩みました。

実際に娘が小さい時は卒乳にしようと思っていましたし、おっぱいを求める娘から取り上げるのは可哀そうだと思っていました。

私がおっぱいをあげるのが辛くなった理由

娘が一歳を過ぎて、離乳食が進みほとんどの栄養を食事からとれるようになっても、おっぱいを止める気配はありません。

むしろ以前よりも執着が激しくなっているように感じました。

朝から晩まで何度も何度も飲みに来て、多い時は一日軽く10回以上。夜も何度も起きて飲みたがることも多かったです。

当時の私は在宅中心で仕事をしており、仕事や家事が授乳で中断されることに次第にイライラが募っていきました。やりたいことが思うように出来ない不満が爆発寸前でした。

授乳に対する「幸せ」という気持ちが薄れていき、おっぱいを求める娘を疎ましく思うようになったのです。

食事で栄養はとれてるのに、どうして一日何回も飲みに来るの!?

仕事や家事をさせてよ!夜もゆっくり眠りたい!おっぱいをあげるのが楽しくない・・・もう止めたい。

こう思うようになったのは一歳5か月の頃の事です。

卒乳ではなく断乳を選ぶことの罪悪感を追い払う

今は完母思考だけでなく、卒乳志向も強いです。

でも私は、母乳とミルク・卒乳と断乳なんてそれぞれの環境や事情により、どちらが良いか一概には言えないと思います。

だっておっぱいが出なければミルクをあげるし、止めざるを得なければ断乳するでしょう。

私はおっぱいをあげるのが辛くなり、娘が飲みたがるのを100%の気持ちで「幸せ」と思えなくなったので止めました。また、薬を飲めなかったのも辛かったです。

罪悪感が無かったと言えば嘘になりますが、悩んで相談した助産師さんにこう言われました。

ママが全てを我慢する必要なんかない。断乳を選んでも罪悪感を感じる必要はないんです。

ママの心も体も元気な方が、お子さんにも良いに決まってます。言って聞かせればきっと分かってくれますよ。

  • 1人で歩けること
  • 離乳食を3食しっかり食べていること(量・かたさともに問題なし)
  • 自分で水分をとれること(コップのみが出来た)
  • おっぱいにトラブルは特にない

娘はこの時、1歳半を過ぎた頃。断乳を決行する条件もクリアしていたので、助産師さんに相談し、私は断乳に踏み切りました。

「言い聞かせ断乳」であっさり断乳が成功した

「今月中におっぱとばいばいしようね」

私は一カ月かけて言い聞かせ、徐々に娘が母乳を飲む回数を意図的に減らしていきました。

ほしがってぐずり始めたら、絵本を読んだり散歩にでかけたりと娘の気をそらしながら生活したのですが、これが良かったと思います。

娘の気が別の事にいくように上手く誘導していると、面白いようにおっぱいのことは忘れます。泣いたり怒ったりすることもほぼなく、私のストレスもさほどありませんでした。

夜は何度か起きたりしましたが、抱っこしてゆらゆら寝るまで頑張りました。

一日10回以上飲んでいたのが、7回⇒5回⇒3回とだんだん回数が減っていき、言い聞かせ始めてからちょうど1カ月位でついに断乳しました。

「おっぱい沢山飲んでくれてありがとう」「もうおっぱいおしまいにしよう」

その日は何度も娘にそう言って沢山一緒に遊びました。何度か覗きに来たけど、飲もうとはしませんでした。

そして、これ以降は娘がおっぱいを欲しがることも覗きに来ることもありませんでした。断乳に成功しました。

断乳してから、以前は夜に何度も起きていたのがぴたりと無くなりました、一度寝ると朝までぐっすり眠ってくれます。

卒乳か断乳かは誰かが決めるのではなく、自分で決めること

言い聞かせ断乳をしてみて、子供はこんなに小さくても親の言葉が理解出来るのだと驚きました。

娘は1歳半でまだ単語数個しか話すことは出来なかったのですが、私が「おっぱいばいばい」と言い聞かせたことは確実に理解していたと思います。

すごいと思ったと同時に、親のイライラや態度も同じくらい理解しているのだと思い、今までの自分の態度を後悔しました。

私は1歳半で断乳することを決めましたが、このタイミングでして良かったと思っています。あのまま続けていても、私の心が娘には伝わっていたと思います(もう伝わっていたかも)

確かに授乳は親子にとって幸せな時間です。本当にそう思います。

でも、ママだって人間ですから卒乳までじっくりと付き合ってあげられる余裕のある人ばかりではないですよね。

ある程度の月齢になり、母子ともに健康なら断乳も一つの選択肢としてアリなのかな。

おっぱいからの卒業について、色々な意見がありますがやはり最後に決めるのは自分自身です。他の方の意見は参考までにありがたく聞いておけばいいです。

ちなみに、断乳したらすごく時間も心も余裕を持って生活出来るようになりました。頑張って授乳を続けていた時よりも、娘に沢山笑いかけてあげられています。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください