2019年のアンパンマン映画「きらめけ!アイスの国のバニラ姫」を子供と観てきました。
メインキャラクターはアイスの国のお姫様であるバニラ姫。そしてコキンちゃんもこの作品ではメイン級の扱いと可愛い女の子二人が中心のストーリーです。
これからお子さんと行こうと考えている方も多いと思うので、親目線での映画の感想を書いています。
詳細なネタバレは控えますが、感想を書く上で触れている部分も多いので絶対にネタバレを見たくない方はご注意ください。
1分で分かるあらすじ「アイスの国のバニラ姫」
沢山のアイスを作りみんなを笑顔にしていたアイスの国。でもそれは過去の話、今のアイスの国はバニラ姫とジェラート大臣だけの寂しい国。
なぜならバニラ姫は魔法のスプーンを使ってアイスを作る事が出来ないのです。「自分の役目だからやらなければ」と毎日毎日練習する日々・・・。
しかし、ジェラート大臣と言い争いになりアイスの国を飛び出してしまいます。
そして出会ったのはコキンちゃん。「やりたいことだけやるの」というコキンちゃんと過ごす日々はバニラ姫に色々な事を教えていきます。
「アイスの国のバニラ姫」子供と親で違う?感想を正直に書く
アンパンマンの映画は毎年テーマがありますが、中には子供には少し理解が難しい作品も存在します。
アンパンマンの映画が「大人も楽しめる」「深い」と言われるのはこういった少し難しいテーマを扱ったものがあるからなんですね。
今年のテーマは「笑顔」
アンパンマン映画は全32作品観たことになりますが、その中でも本作は子供にも分かりやすいテーマと内容でした。
子供にはアイスがウケた!分かりやすいテーマも〇

映画が終わってすぐの娘の感想です。
テーマの「笑顔」という言葉が彼女の中に残ったようですね。
昨年の「クルンといのちの星」は親の私は良作だと思いますが、子供には「アイスの国のバニラ姫」の方が分かりやすいと思います。去年ピンと来ていなかったお子さんも今年はハマるかもしれません。
また、子供達が大好きなアイスをモチーフにしたお城や可愛いバニラ姫のビジュアルは子供受けが良さそう。

と喜んでいて映画はとても楽しかったそうです。子供が好きなアイスを前面に押し出したのはうまいなぁと思いました。
大人が「アイスの国のバニラ姫」を観た感想を正直に書きます
この作品は、頑張り屋で責任感の強いバニラ姫の成長とコキンちゃんとの友情ものがたり。
アンパンマンの映画キャラクターはわがままで周りを振り回すタイプが多いですが、バニラ姫は珍しく良い子です。いつもわがままキャラにイライラしていた方は今回は大丈夫。
作品の系統としては「シャボン玉のプルン」のような、やりたい事が出来ない自分に落ちこんで投げ出しそうになるけれど、本当に大切なことに気付き成長するといったようなもの。
テーマは「笑顔」でこれは子供に伝わりやすいように簡単な内容にしているからか、「深い」という印象はゼロです。だから大人には少し退屈かもしれません。
でも、バニラ姫とコキンちゃんの友情は涙腺の緩い人ならうるっと来るでしょうね。(うるっと来ました)
子供向けの映画の王道といった感じで子供はとても楽しめる内容ですよ。
「アイスの国のバニラ姫」で子供たちに伝えたいこと
映画「アイスの国のバニラ姫」が子供たちに伝えたかったことはなんだろう?
そこに気持ちはあるのかな?
バニラ姫は魔法のスプーンをずっと使えなかった訳だけれど、別に練習をサボっていたのではありません。むしろ、自分の役目だと思い毎日毎日ひたすら練習していました。
でも、魔法を使ってアイスを作れません。
「こんなにやっているのにどうして出来ないの?」「なんで私には魔法が使えないの?」と自分を責め落ち込んでいきます。
ただ練習すれば出来る訳じゃない。回数だけこなしても上手くはならない。
厳しいけれどもこれが現実ですよね。どうして練習しているのか?なぜ上手くなりたいのか?という本人の気持ちが置いてけぼりになるとだめだよと伝えたいのだと思います。
ここでテーマの「笑顔」が出てくるわけですが詳細は伏せますね。
習い事をやっているお子さんには特に響くんじゃないかな?
友達のために何ができる?
バニラ姫とコキンちゃんの友情ものがたりだと書きました。
二人は気が合って一緒に遊んで仲良し。はい、おしまい。という展開では終わりません。
友達の為に自分が正しいと思うことができる?
大人でもなかなか難しいですが、時には相手を思うあまりにぶつかる事もある。でもそれはいけない事じゃないんだよというメッセージが込められているようでした。
ゲスト声優の榮倉奈々さんとミヤゾンは上手い?棒読み?
「きらめけ!アイスの国のバニラ姫」のゲスト声優は、榮倉奈々さんとみやぞん&あらぽん。
榮倉奈々さんといえば恐らく思い浮かべる人が多いであろう「名探偵コナン 業火の向日葵」での演技。重要な役だったこともありかなり酷評されていました。
今回またゲスト声優ということでどうなのかな?と思っていましたが・・・
個人的にはアンパンマンの世界に馴染んでいたように思います!
彼女の高い声と話し方がバニラ姫には合っていたような気がします。練習したんでしょうか、コナンの時より上手でしたよ。
ミヤゾンはバニラ姫を支えるジェラート大臣の役でしたが上手でしたよ!あらぽんのバイキンアイスロボも良かったです。
アンパンマン映画はゲスト声優が酷いことが多いのですが、本作は棒読みでストーリーに集中出来ないなんて事はないのでご安心を。
来場者特典は元気100倍マラカス!

「かがやけ!アイスの国のバニラ姫」でもらえる来場者特典はこちらの元気100倍マラカス。
小学生以下のお子様限定です。
水色とクリーム色の両面になっているのですが、コキンちゃんとバニラ姫の色ですよね~!
こちらを持って冒頭のダンスパートでみみせんせい達と一緒に踊れます。
今年の映画は怖いシーンもなく、バニラ姫とコキンちゃんがとっても可愛いので是非お子さんと一緒に観に行ってくださいね。
アンパンマンの映画を子供と観に行きたいけれど、何歳くらいから大丈夫か心配な方はこちらの記事をご覧ください。
子供と全32作品観た私がアンパンマン映画おすすめランキングを作りました!
ここから選べば外れナシ。お子さんと観る時の参考にしてくださいね。