小さい子供が大好きなアンパンマン。わが家の子供達もアンパンマンが大好きです。
アンパンマンの映画は作品一つ一つにテーマがあり、子供にもメッセージが伝わりやすいように作られているなと思っています。
現在31作品の劇場版が公開されていますが、32作品全て親子で観た私が選ぶアンパンマンの映画おすすめランキングを作りました。
二児の母である私が、親目線で子供と一緒に観たい作品を選んでいますので作品選びの参考にしてくださいね。
若干のネタバレも含みますので未視聴の方はご注意ください。
アンパンマン映画のキャラクターも全て網羅した「アンパンマン大図鑑」もおすすめ！
映画最新作「きらめけ！アイスの国のバニラ姫」を親子で観た感想はこちら。
10位「勇気の花がひらくとき」本当の勇気を教えて
キラキラ星のお姫様 キララ姫は世間知らずでわがままなお姫様。
アンパンマンに淡い恋心を抱くキララ姫。ですが、アンパンマンは1人の子だけを特別扱いはしない。キララ姫のことも好きだけれどみんなのことも同じくらい好きなのです。
失恋したキララ姫は傷つき、アンパンマンの勇気の源である勇気の花のジュースが入った瓶を叩き割ってしまいます。
アンパンマンでは珍しい恋愛要素が少し入っている作品。キララ姫のアンパンマンへの恋と失恋の先にあるいら立ちは、なかなかリアル。好きな人が言う「みんなが好き」はなかなか辛いですよね。
アンパンマン映画史上最も凶悪だと言われる本作のバイキンマン。アンパンマンを倒すための計画性に執念を感じます。バイキンマンにより町が焼け野原と化す絶望感もすごい。
最後のロケットパンチは今までの鬱展開を吹き飛ばすほどのカッコよさだ。
9位「だだんだんとふたごの星」本当の心でなにを思う？
双子のキラリとキララは星の妖精。流れ星を出し星を輝かせる二人だがある日喧嘩をして地上に落ちてしまいます。
キララはアンパンマンに助けられますが、キラリは行方が分からない。
一方、ドクターヒヤリはだだんだんに心を与える実験をしています。そして「ジャイアントだだんだん」という強力なメカになってしまった。そこへ現れたギラリはジャイアントだだんだんを動かす謎の力を持っていて・・・
本作の最大の敵「デビルスター」は全ての世界を滅ぼす力があるらしい。これは今までで一番ヤバい状態かも（汗）
デビルスターとの戦いで、ジャイアントだだんだんに芽生える「本当の心」
宇宙が絶対絶命のピンチになった時、ジャイアントだだんだんは本当の心でどんな選択をするのか。
アクションシーンは本当にアンパンマンか？と思うほどに素晴らしい出来である。
8位「ブルブルの宝探し大冒険」エンドロールまでがこの作品
宝探しの一族の末っ子ブルブルは怖がりな性格のライオンの男の子。一人前になるために父親から渡された地図を頼りに宝探しの冒険をしていた。
アンパンマンたちに助けられながら宝の在りかオニツノ島までなんとか辿り着く。しかし宝の番人に散り散りにされれブルブルはカレーパンマンと二人きりになり・・・
アンパンマンよりもカレーパンマンが目立ち、そして輝く映画。カレーパンマンのかっこよさが始終眩しい。
敵もそんなに怖くなく、子供が楽しく観られるので安心して見せることが出来ます。母親としてはかなりおすすめな作品です。
そして、この映画はエンドロールまで絶対に観て欲しい。
7位「ブラックノーズと魔法の歌」 どっちが間違った幸せなの？
カナリヤの雛鳥のカーナは闇の女王ブラックノーズによって人間の姿に変えられ育てられた。そしてブラックノーズはカーナに間違ったことを教え洗脳していったのだ。
カーナは騙され、間違った幸せからみんなを解放する為に町で暗闇の笛を吹き続ける。そして町の人々から笑顔が消えていき・・・
よくアンパンマンで作ったなと思うくらいのストーリーで製作者側の覚悟が見える。
「私の言うことを何でも聞く 操り人形がほしかっただけなのさ」とブラックノーズが言うのですが、これまんま毒親ですよね。洗脳して自分の思い通りに動かそうとする。
カーナの心理描写がとても細かく、だんだんと自分のしている事が後ろめたく不安になってくる様子が描かれています。
自分自身で本当に間違ったことは何なのかを見つけるカーナ、自分で考える事を放棄してはいけないのです。
また、ゲスト声優のカーナ役 中谷美紀さんがとっても上手。ブラックノーズ役には野沢雅子さんと豪華です。
ブラックノーズが怖いので小さいお子さんには不向きかな。4歳くらいになれば理解出来ると思うので是非一緒に観て考えたい作品。
6位「ハピーの大冒険」アンパンマンは地味でカッコ悪い仕事？
強くてかっこいいアンパンマンに憧れて弟子入りした男の子ハピー。アンパンマンみたいになりたいとパン工場に住み込みで行動をともにします。
でも・・・なんかアンパンマンの仕事って意外と地味でつまらない、全然かっこよくないと思うようになります。
そんな時、ハピーは強いグリンガを操るバイキンマンにそそのかされ故郷を危険な目に合わせてしまい・・・
お腹をすかせた人に顔を分けてあげて、迷子を助けて、思い荷物を運んで一生懸命なアンパンマン。
でも、強くてかっこよく敵を倒すアンパンマンに憧れたハピーにはアンパンマンの日常が地味でつまらない。弟子入りしてみたはいいが思っていたのと違うハピーは不満爆発。
そしてバイキンマンに利用されてしまうという王道ストーリー。
「本当の勇気と強さって何だっけ？」
アンパンマンの勇気と強さは、力で相手をねじ伏せたりやっつけるものではないのです。優しさこそ強さだというメッセージは心をうちます。
やっぱりアンパンマンはかっこいい！と思える作品です。
5位「かがやけ！クルンといのちの星」バイキンマンはあんパンを食べない
突然バイキンマンたちの前に現れた卵から出てきたクルンは元気いっぱい。自分が何者か、どこから来たが分からないクルンはバイキンマン城で楽しく遊んで暮らします。
その頃、黒い星が沢山降ってきて草や木が枯れてしまったのです。
バイキンマンと離れパン工場に来たクルンは「いのちの星の故郷に帰らなければ」と思いだし、アンパンマン達と共にいのちの星を災いから救う為に宇宙船に乗って飛び立つのですが・・・
まず、バイキンマンが好きなお子様には超おすすめ。そしてアンパンマンとバイキンマンの共闘という胸熱展開が好きな方も是非見て欲しい。
アンパンマンはお腹のすいた子に惜しげもなく自分の顔を差し出しますが、それはバイキンマンでも例外ではないのです。しかし、どんなにピンチでもバイキンマンはアンパンマンの顔を受け取りません。
アンパンマンとバイキンマンそれぞれに信念があるのです。
そんな相反する二人が同じ敵に向かって行く。この展開にワクワクしない訳にはいかないでしょう！
「なんのために生まれたのか」というテーマを丁寧に、子供にも分かりやすく描いているのが凄い。
親子で観た詳しい感想はこちらの記事をどうぞ。
4位「夢猫の国のニャニィ」そばにいなくても心はずっと一緒
100年に一度接近するというドリーム彗星が煌めく夜に同じ夢をみるアンパンマン達。メロンパンナが目覚めるとそこにあったのは夢で見たあの卵。
その卵から産まれた子ネコ「ニャニイ」を育てるメロンパンナだったが、実はニャニイは特別な夢猫でネムネムの実を必要とすることが分かり・・・
ニャニイを可愛がり母親として一生懸命育てるメロンパンナ。この二人はほのぼのとして可愛く、わが子も嬉しそうに観ていました。子供はニャニイ好きな子多いと思います。
ニャニイは夢猫の国にしかないネムネムの実を食べないと消えてしまう。
離れたくないメロンパンナですが、一緒にいなくても心はずっと一緒だと気付きます。なんとなくドラえもん のび太の恐竜みたい。
今までのほんわかした楽しい日々とは一転、夢猫の国では怪物ムーマとの戦闘。次々に仲間たちがネコにされてしまい絶対絶命のピンチに陥ります。
最後までニャニイのお母さんでいようとするメロンパンナが健気で涙腺が緩む。
3位「ゴミラの星」大切な人のためにぼくが行く
ゴミだらけになって誰も住めなくなってしまったヤーダ星を救って欲しいと、アンパンマンに助けを求めに来たヤーダ姫。
アンパンマン達は、どんなゴミでも食べてしまうゴミラと一緒にヤーダ星に向かいます。
しかし、バイキンマンは先にヤーダ星に向かい「ダストデーモン」というゴミの怪獣を作ってしまい、アンパンマン達は絶対絶命になり・・・
この作品はバイキンマンも本気でアンパンマンを仕留めようとしてくるので、バイキンマンの作り上げたダストデーモンは歴代でもかなりの強敵です。（いつものようにぬるい戦闘ではありません）
アンパンマンを助けようと命がけでパンを届けようとするジャムおじさん達に胸が熱くなったのも束の間、絶望が訪れる。地球が滅亡の危機にさらされたその時、
「ここはぼくひとりでいくよ」と言うゴミラ。自分を犠牲にするつもりなのです。
これ以上は言いません。ファンも多い感動の名作を是非観て下さい。
2位「シャボン玉のプルン」みんなと同じじゃなくていい
シャボン玉城に住むしゃぼん玉姫と5人のシャボン玉ガールズのステージはとても美しい。
でも、その中の1人プルンはみんなのように大きなシャボン玉が吹けず、自分の小さいシャボン玉に悩んでいたのです。
自信を失くし練習をさぼりステージにも参加しないプルン。そんなプルンがクリームパンダやアンパンマンと出会って少しずつ自分の向き合うようになります。
そんな時、バイキンマンがシャボン玉城を襲いに来て・・・
「みんなと同じじゃなくてもいいんだよ」というメッセージが一貫して込められている良作です。
プルンはみんなのように大きなシャボン玉が吹けないのですが、「大きく吹けるようになろう」ではなくて「そのままでもいいところがあるよ」とありのままを受け入れる。
その事に気付いたプルンが失っていた自信を取り戻しバイキンシャボンダダンダンと戦う姿に感動して泣いてしまいました。
「きっときっと・・・うまくいく！」
諦めずに挑戦すること、自分を信じること、自分の長所を見つけること。わが子に是非知って欲しい大切なことが学べます。
1位「命の星のドーリィ」生と死。生きるということについて
アンパンマンがパン工場に持ち帰った人形に、いのちの星がふってきて人形のドーリィはいのちを得ます。これはアンパンマンに宿ったものと同じ星。
ドーリィは今まで人形で自由に出来なかった分、動けることが楽しくて仕方がなく町でわがままし放題。みんなとの関係も悪くなってしまいます・・・。
この作品のテーマは「生と死」
いつものアンパンマンとは違う衝撃的な展開が続きます。
バイキンマンの作ったスーパーかびだんだんにアンパンマンが敗北。いのちの星が抜けてしまいアンパンマンは死んでしまいうのです。（この描写があるのでお子さんに観せる時は気をつけてあげてくださいね）
「何のために生まれて、何をして生きるのか」
これはアンパンマンンマーチの歌詞なのですが、アンパンマンの死を目の前にして、ドーリィは自分が何をしたいのかを考え答えを見つけます。
小さいお子さんには少し難しいかもしれないけれど、とっても大切なこと。是非親子で一緒に観たい作品です。
Huluならアンパンマンが見放題。2週間無料トライアルでアンパンマンを観よう
大人気の動画配信サービスHuluでは、アンパンマチャンネルにてテレビシリーズや劇場版作品が配信されています。
月額933円（税抜き）で見放題ですが、登録してから2週間は無料で視聴することが出来ます。
もし、無料トライアル後に契約を継続しない場合は期間内に解約すればOK！その場合、料金は一切かからないので安心して下さい。
テレビやゲーム機で繋げて見れば、PCではなく大画面で見られるのでお子様にはおすすめ。
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映画最新作「きらめけ！アイスの国のバニラ姫」レビュー
アンパンマン映画最新作「きらめけ！アイスの国のバニラ姫」を親子で観た感想を書きました。
アンパンマンの映画を映画館で観たい。何歳から大丈夫だった？
1歳、2歳、3歳を連れてアンパンマンの映画を観に映画館へ行きました。
そんな私のおすすめは何歳からなのか答えます。
