「つわり体験記13w」実家での療養生活の終わりと妊娠悪阻での長距離移動

前回のつわり体験記はこちら。妊娠悪阻の記録を週数別に詳細に記録しています。

夫が仕事で多忙の為、実家に帰っていた私ですが自宅に戻ることになりました。

本来なら幸せに過ごせるであろう妊娠生活をすでに2か月近くも吐き続けて苦しんでいるなんて・・・神様あんまりじゃありませんか!!(涙)

つわりと季節

最後に夫に会った時から季節は巡りました。

この苦しみが永遠に続くような暗闇の中にいましたが、しっかりと季節は進んでいるんですよね。あれ、何言ってるんだろう私は。

こんなに季節が頭の中から消え去っていたのは初めてです。

そりゃあそうだ。

こっちは息するだけで精一杯、生きてるだけで必死なのに季節なんか感じる暇はない。

さらに言えば

家から一歩も出ていないので外の様子は分からない。

これは酷い。(苦笑いをしながら)

つわりが始まってから体重は7キロ減りました。

ダイエットしてもこんなに減ったことないのに一気に痩せた。というかやつれた。

いつの間にか二の腕や太ももまで細くなっていてびっくりしましたよ。

あんなに結婚式の時にドレスを着る時に気にしていたのに・・・今細くなられましても。

実家よありがとう!自宅に戻ります

いよいよ自宅に戻る日。実家から自宅まで車で数時間。夫とお昼に中間地点のSAで待ち合わせをしていました。

中間地点までは両親が車で送ってくれます。こんなに迷惑をかけることになってしまって、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいでした。

車の座席にはクッションマットを敷いて、辛くなったらすぐに横になれるようにしました。

飲み物は最近よく飲んでいるイオンウォーターをぬるくならないように(ぬるいと吐き気が増します)タンブラーに入れます。

他にはマスクをしてにおい対策をして移動したのですが、やはり車の揺れは気持ちが悪い。

しかし1ヶ月以上、ほとんど食べられず吐き続けた私はもう疲れ切っていて眠っていました。

もう、無我の境地に達した修行僧みたいです。

何だかこんなに苦しく辛い生活を乗り越えて悟りを開けそうな感じになっていました。

夫と再会

待ち合わせ場所に着くとすでに夫は到着していました。

夫は変わり果てた私の様子を見てショックを受けている(ように見えた)

支えてもらわないとヨロヨロしてしまう私。後に母から「産まれたての小鹿だった」と言われる成人女性の姿である。

母の手から夫の手へ引き渡されます。これは結婚式じゃありません。

外に出ると寒かったけど、割りと寒いほうが気持ち悪いのは薄れる気がする。真夏につわりになる妊婦さんはもっと辛いだろうなぁと思った。

なるべく早く家に帰りたかったので両親にあいさつもそこそこに出発しました。

真冬のアイス

不思議とさっきよりも気持ち悪いのが少しマシになったのですが、おそらく夫に会えた安心感が大きかったのかもしれません。

夫の提案で途中のSAで休憩をして少し気分転換をすることにしました。(私は正直全然そんな気分じゃないんだけど)妊娠悪阻妊婦は気分が転換されることなどないのだけれど、経験者にしかたぶん分からないやつだ。

夫「お昼どうする?何か食べたいものある?」

私「はぁ、はぁ、・・・ない」←話すのも苦痛。短時間で会話を済ませたい私は理由なども言えない。

「はぁ、はぁ、・・・ない」には「そもそも車の揺れで吐きそうでそれどころではない。もともと食べられないので1秒でも早く家に帰りたい。買ってきて欲しいと思っていない。」が含まれている。

夫に分かる訳ない。

夫「でもなにか食べないと!」

颯爽と車を降りる夫。「あぁ、いいのに」と思うが気持ち悪く話せない私。

そして戻ってきた夫は

アイスを2個持っている。

いやいや、食べられないよ。

無理だよそんなの、クーリッシュとジャイアントコーンなんて無理だよ。

吐きながらでも会話すべきだったのか・・・?

頑張って食べてみる者のやっぱり無理だとすぐに判断し、吐きそうだったので途中でやめました。

夫が真冬にアイスを2個食べる。

「凍りそう・・・」と呟く夫の言葉が私の良心に突き刺さる。

そして自宅へ向かいます。

何度もくる吐き気に耐えて耐えて耐えて…。

やっとの思いで 何とか無事に着いたものの、支えてもらいながら歩くのがやっとでした。

やはり揺れで酔ったのか気持ち悪くなってトイレへ駆け込んでしまいました。

その後数回嘔吐・・・。

何も食べていないので泡しか出ずに泣きながら嘔吐。

つわり中の長距離移動は本当に覚悟して決行した方がいいと思います。

つわり体験記のつづきはこちら

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