前回のつわり体験記はこちら。妊娠悪阻の記録を週数別に詳細に記録しています。
妊娠悪阻の症状が酷く、療養の為に実家に帰省していましたが自宅に戻りました。
仕事が落ち着いた夫と二人での生活が始まります。
「夫と暮らせば良くなっていくはず」と思っていましたが・・・
全くそんなことはありませんでした。
相変わらずつわりは酷く吐きまくりの日々です。
実家では誰かが家にいてくれましたが、夫が仕事に行っている間は私は一人きり。
一人で嘔吐するのは凄く怖いのです。
妊婦検診もほとんど命がけ

自宅に戻ってから初めての妊婦検診に行きました。
妊娠悪阻になってから家から出て病院に行くだけでもほとんど命がけの状態です。
土日を避けて平日を選んでも、相変わらず激混みの産婦人科。
とにかく人!人!人!でもう、人を見るだけで吐きそう。
何とか一人分だけ座るスペースがあったので、夫が見つけてくれて座らせてくれました。
私の隣に座っている夫婦の香水が凄くてマスク越しにもかなり匂ってきます。
甘いバニラの匂いで召されそうになりながらもなんとか耐えます。
ハンドクリームとか柔軟剤の匂いでもキツいのにバニラはヤバすぎる。
つわりは個人差があるからきっとこの夫婦は知らないんだろうなと思いながらも、心の中のジャックバウアーに制圧してもらいました。
妊娠悪阻の私の血液検査
この日は血液検査がありました。
もう、不安しかなかったのです。ネットで妊婦検診の血液検査については見ていました。
妊婦検診の血液検査は1本や2本じゃないと知って怯えます。
それでもやるしかない。
フラフラの状態で検査室に行き、注射をしてもらおうと腕を出したがチューブで縛っても血管が出てこない。
いつもは割りと見つけやすい方ですが、妊娠悪阻の私はつわりで弱っているので血管が細くなっているようです。
検査室でもこらえきれずに嘔吐。
ほとんど食べていないので何も出ないけれど何度も止まらない嘔吐。
つわりの酷い私を検査技師の方も憐れむような目で私を見つめる。
なんとか頑張って血管に刺してもらったのだが、思うように血が入っていかない。
血に勢い(?)がなくて全然取れません。体が弱っているので取れないと言われました。
途中からはもう完全に止まってしまって、規定の量が取れないので仕方なく反対の腕からもとってもらいました。
突然立てなくなる。血液検査後に倒れた
なんとか両腕から血を取り終了。
やっと終わったと思い、イスから立ち上がろうとしたら
あっ!立てない!
と思ったのと同時に倒れてしまった。
検査技師の方がびっくりしてすぐに起こしてくれたが、自力では立つことが出来ない。

生まれたての小鹿状態(再び)
看護師さんがすぐに来てくれました。
小鹿の私は車イスに乗せられて検査室から運ばれていった。
頭もフラフラしていて廊下を通るときに待合室にいる夫がチラリと見えたが、とてもじゃないけどそんな元気はもうなくて声をかけられなかった。
赤ちゃんの生命力に感動した日
看護師さんに介抱され、病室に移動してしばらく休みました。
本当にショックだった…。
今までは超が付くほどの健康体で倒れるなんてこと一度もなかった。
自分の体じゃないみたいにどんどん具合が悪くなっていったので不安で仕方ないのです。
しばらく休んで歩けるようになったので待合室にもどりました。
それから夫と待って、やっと診察室に呼ばれました。
病院に着いてから3時間ほど経過していたと思います。
診察を受け、エコーで赤ちゃんを見せてもらうと前回よりすごく大きくなっていました。
びっくり!
こんなに私は具合悪いのにこの子は元気だ。
なんて凄いことだろう!!
すでにピクピク動いている様子を見て心から可愛い…とそう思いました。
つわりで苦しんでいる時は中々可愛いとは思えなかったけど、今赤ちゃんの様子を見て可愛いと感じる自分にもすごくほっとしました。
それにしても生命力が強い。
母体はこんなに弱っているのに元気に動いている。
赤ちゃんって強いんだな~。
今回もケトン体は出ていなかったし、経過はいたって順調のようです。
それでもほとんど飲食出来ずに吐き続けている・・・。
いつ終わるんだ、このつわりは。
いつ解放されるんだ。
つわり体験記のつづきはこちら
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