私はつわりで仕事をこうして辞めました。後悔しないための対策と方法

つわりが酷くて働けない。もう仕事を辞めてしまいたい
妊娠悪阻で寝たきり状態。仕事に行ける見通しが立たないけれどどうしよう

私も第一子妊娠中に妊娠悪阻と診断され入院、その後半年間寝たきり状態になるほど酷いつわりに苦しみました。

そして私は悩み苦しんだ末に正社員働いていた会社を退職・・・

正直、あの時もっと冷静に考えてこうしていたら、周りの目を気にせずこうしていればという後悔はあります。

私の体験が、妊娠悪阻で辛い思いをしている方の参考に少しでもなれば良いなと思い書きました。

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私が妊娠悪阻で仕事を辞めるまで

産休育休をとって働き続ける女性がここ数年社内でやっと増え始めた程度でしたが、私も妊娠したら産休に入るまで働き続けようと思っていました。

でも、いざ妊娠生活が始まると予想とは全く違っていたのです。

妊娠が分かって数日で、仕事中に猛烈な吐き気に襲われトイレで嘔吐の連続。絶え間なく込み上げる吐き気に仕事が出来なくなりました。

その後は数日休めば回復すると思いましたがどんどん症状は悪化しし、何も食べられず、飲めず、それでも一日に数十回の嘔吐。

「明日は・・・」「週末になれば・・・」と毎日体調が回復することを願っていましたが、どうやら私のつわりは普通ではない事に気が付きます。

寝たきりで起き上がるのも辛く、電車に乗って会社に行くなど想像も出来ない程の体調不良です。

そして仕事を休み始めて1週間。

何も飲食出来ずフラフラになりながら病院に行くと妊娠悪阻の診断を受けてそのまま入院しました。

妊娠悪阻は突然働けなくなる

会社に妊娠を伝えるのは心拍が確認出来てからにしようと思っていたので、何も報告していない状態でした。

「実は妊娠していまして、つわりが酷くて仕事が出来ないので休ませて下さい」

突然こんな風に休むのは社会人としてどうなんだろうと悩みましたが(今思うとそんなことは無い)休むしか選択肢はありません。

一日何十回も嘔吐して水も飲めない状態なので働けるわけがないです。

 

「どうしてもっと早く言わないの?酷くなる前に報告してくれないと困るよ」

小さい会社でしたので私一人が突然抜けるだけでも痛い。会社や上司の反応は厳しいものでした。

「何とか来られないか?」「土日出勤でも来られないか?」と再三厳しく言われました。

申し訳ないが起き上がるだけで、いや寝ていても嘔吐しているので無理なものは無理なのだ。

“酷くなる前”というのも妊娠悪阻の場合は突然体調が悪くなり、そこから数週間、数ヵ月動けなくなる場合は多く予知することは難しい。

妊娠悪阻で入院、傷病休暇を取得

一日に何十回も吐くので脱水症状になり、ケトン体が出たために入院することになりました。そして医師から診断書を書いてもらい傷病休暇を取得。

母性健康管理指導事項連絡カード(母健カード)は診断書にかわる公的文書であり証明書にもなるので、こちらでも大丈夫だそうです

診断書を提出しても職場の理解はなかったです。

「入院!?ただのつわりなんでしょ?」

「入院しなければいけないの?退院したら働けるんでしょ?」

上司は私にこう言いました。

〇〇さんも××さんも、妊娠中も働いていたのだから君にも出来るはずだと。

もう少し頑張れるだろう、みんな辛くても頑張っているんだと。

入院中はただ呼吸をするだけでも辛く、絶食で点滴をしているだけなのに嘔吐している状態だったのでこれは辛かったなぁ。

突然何週間も休んで会社に迷惑をかけている自分が情けない。

このまま数ヵ月働けず産休に入ってその後、私はこの会社で復帰してやっていけるのだろうかと考える日々。

仕事を辞めたい

傷病休暇を取得して休職する。

でも仕事の事を考えるとずっと休んでいる訳にはいかない。退院してケトン体が出なくなれば出社しなければ・・・でもこんなに嘔吐している状態で働ける?

どんな生活になるんだろう。無理して大丈夫なのかな。

毎日のようにかかってくる会社からの電話。

体が辛くて意識も朦朧とする中、対応に限界を感じもう仕事を辞めて楽になりたいと思うようになった。

辞めようかな。

うん・・・辞めよう。

嘔吐しながら死ぬ気で引継ぎを行い、私は仕事を辞めた。

(この時は、もしかしたらすぐに体調が良くなることもあるのでは?と思い仕事を続けるか悩んだりもしたが、妊娠8ヵ月まで悪阻は終わらず約半年間寝たきり生活を送った。ケトン体が出なくなっても嘔吐しつづけており、仕事に復帰できる状態ではなかった)

仕事を辞めてプレッシャーやストレスから解放された

仕事を辞めたことにより、私の気持ちは遥かに楽になりました。

上司とのやり取りや、同僚の白い目、仕事のプレッシャーから解放されて、精神的にとても良い状態だったと思います。

あとはつわりが過ぎ去るのを必死に耐えているだけ。

余計なことは何一つ考えなくても良いんだ。もうこれが涙が出るほど嬉しかった・・・。

仕事を辞めたことによる後悔は、正直ある

当時は仕事から解放された安堵感しか感じていませんでしたが、正直後悔する気持ちはあります。

この国では一度正社員を手放してしまうと再就職が厳しいのも事実。特に女性、母親の場合は顕著ですよね。

私は再就職して働いていますが、就職活動の時に痛感しました。

でも自分の体とお腹の子を守れるのは自分だけです。

私のように中小企業ではまだまだ職場の理解が得られにくい場合もあり、私はあのまま無理をして働いていたらと思うと怖いです。

後悔しないための対策と方法。診断書と母健カード

正直、私のようなレベルのつわりだと「休む」以外の選択肢は無いように思います。

そして怖いのは何も準備や心構えの無い内につわりが始まり、仕事が出来ないレベルで悪化することです。

母性健康管理指導事項連絡カード

母性健康管理指導事項カードをご存知でしょうか?

 母健連絡カードは、主治医等が行った指導事項の内容を、妊産婦である女性労働者から事業主へ的確に伝えるためのカードです。
事業主は、母健連絡カードの記載内容に応じ、男女雇用機会均等法第13条に基づく適切な措置を講じる義務があります。

母性健康管理指導事項連絡カードの活用方法について

上のリンクから厚生労働省のHPに飛べます。

母健カードは上記のページからダウンロードすることが可能で、病院へ持参し医師に記入してもらうことも出来ます。
また、母健カードは診断書と同等に取り扱うものです。診断書よりも母健カードの方がかかる費用が安い場合が多いそうなので積極的に利用したいですね。

私は母健カードの存在を知らず、医師からも「診断書を書く」と言われそのまま診断書を受け取ったので、知っていたら良かったな。

診断書・母健カードを書いてもらう事を躊躇しない

妊娠悪阻はとても辛いです。経験者なので痛い程分かります。

診断書や母健カードを書いてもらう事を躊躇して欲しくない。無理をして何かあってからでは遅いです。

妊娠悪阻でなく、病気や怪我ならここまで悩んだ?

つわりで仕事を休むことを後ろめたく感じる気持ちはすごく分かるのですが、

もしも怪我や病気で休職する場合、ここまで悩んだり後ろめたく思ったりするのでしょうか?周囲の反応は同じでしょうか?

どこかで「妊娠は病気じゃないから」と私は思っていたのかもしれません。

怪我や病気で治療・休養が必要ならば仕事は出来ません。妊娠悪阻の場合も健康保険が効いて診断書も出るのですから同じですよね。

妊娠悪阻で退職することもある。でも自分を責めない

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出産後も今の仕事を続けたいなら、つわりで諦めるのは本当にもったいない。

会社や環境によっては、サポートや理解が無くて辞めざるを得ない場合もあることは事実ですが、続ける道があるのなら周りに頼りながら続けるべきです。

母健カードや診断書を利用して傷病休暇を取得、傷病手当金を申請すればある程度の手当金はもらえます。

私は辞めたことに後悔はあると書きましたが、辞めたからこそ別の仕事に就けましたしまた違ったやりがいを感じています。

無理して仕事を継続していたら、また倒れて入院なんてこともあっただろう・・・と思っています。

あの時の私の決断は間違っていなかった。

自分とお腹の子を守るために最善を尽くしたんだという考えは変わりません。

妊娠悪阻は予期できるものではなく、突然そして急激に体調が悪化しいつ改善するかも分かりません。もし仕事を無理に続けていたら今の生活はあったのかな。

そう思うと自分を責める気は一切湧いてこない。

つわりで苦しむ妻のサポート方法!妊娠悪阻経験者が夫がしてくれて嬉しかった事を具体的に紹介

2017年3月4日

8 件のコメント

  • いつも楽しく読ませていただいてます。
    またもや共感で涙してしまいました(;_;)
    私も重症妊娠悪阻で仕事をやめましたが、思い通りにいかない自分の体調がほんとに情けなく、休むために会社に連絡するのもいつも憂鬱で、結局は急にこんな形で職場を去ることになるとは思ってもみませんでした。
    出産した今でも、社会人として最低だった、もう少し仕事がしたかったとふと思い後悔していましたが、「きっと最善の道だったんだ」という言葉に救われました。
    悪阻になってよかったまではいきませんが、つわりから学んだこともたくさんありましたしね。

    またブログたのしみにしています(o^^o)

    • うさぎさん
      移転先のブログも読みにきていただき、ありがとうございます。
      分かります・・・。元気に働けていたのに、急にどうして私がこんな目にあうのだろうと思っていました。
      休む連絡を入れるのも気が引けますよね。私の場合はだんだん上司の当たりがきつくなったのも辛かった。
      私も言葉に共感していただき嬉しいです。でも、あの時は最善の選択をしたと思っています。
      無理して働いて、職場で倒れたり、万が一お腹の子に何かあったらと思うとゾッとします。
      人間、経験しないと分からないことだらけなので、つわりも長い人生の経験の一つですね。

  • 初めてコメントします。
    この記事を見つけて、私のための記事だー。と思いました。
    産んでしばらくたってるのですが、ずーっと後悔というか気になってたのです。
    辞める前に読みたかったです^^;
    私も、はなこさんの言葉で救われました。あぁするのが、辞めるのが最善の選択だったんだなーと。
    私もはなこさんのと同じく、悪阻を最初は甘く考え、時期に治まるだろうと。
    しかし、だんだん酷くなるばかりで、結局、産むまで悪阻ありました。涙
    私がショックだったのは、職場の女性に理解されなかったこと。しかも、出産経験のある人。悪阻はない人は、わからないもんですしねー。
    逆に、男性上司に、子供が大事だから今は休みなさい。と言われました。その方は、お孫さんが産まれたばかりでした。
    別記事の、おばさんに言われたことで打戦組んだ。が共感し過ぎて面白かったです><!
    悪阻が気合いで治ったら医者いらんわーボケ!!^^;とツッコミますよねー
    私も、おばさんになったら理解なくなるんでしょうか。。。
    長くなりましたが、陰ながら応援してまーす^^

    • もちこさん
      コメントありがとうございます。
      お仕事辞められたのですね、私もずっともやもやしたものが自分の中にありました。
      最近は娘の姿を見て、この子を守るために辞めたのだと思うのがしっくりくるようになり、この記事を書きました。
      共感して下さりとても嬉しいです。あれ以外に方法は無かったですよね。
      つわりってどうしても軽く思いがちというか、重症化する人が少ないので辛さが認知されないのです。
      私も上司に理解されず、「サボっている」「自分に甘い」という雰囲気を出されたのが辛かったです。
      女性でも経験の無い方にはあの辛さは分からないです。近くで見ている身内ですらなかなか分からないのですから・・・。
      良い男性上司の方に恵まれて良かったですね。とても懐の深い方だと思います。
      おばさんのトンデモ育児は笑ってしまいます。あれでよく私たち育ったなーと逆に感心します。
      もちこさんは辛いこともしっかり経験していますから、理解ないおばさまにはならないですよ!(笑)
      辛い思いをした人は、きっと今後の人生で人の気持ちを理解できる、辛さに寄り添える人間に成長出来ていると信じています。
      お互い嫌だったけど貴重な経験をしましたね。私たちきっとレベルアップしましたよ!

  • 私も重症妊娠悪阻で仕事を辞め、退職直後に入院になりました。もう2度と経験したくないです。人生のワースト1位が塗り替えられました。まぁ、出産で更にランキング変わりましたが。
    医療機関に勤めていて直属の上司は女性、最高責任者はドクターという職場環境にいたにも関わらず、私の職場は悪阻に全く理解なし。職場に出産経験者はおろか、既婚者すら居なかったからか、(というか妊婦や子持ちへの理解のなさで次々に退職したのが実情ですが)妊娠報告した途端に上司や同僚から以前辞めていった妊婦が座ってばかりいたとか、食べ悪阻でぶくぶく太っていたとか、電話一本で休むとかあり得ないとか、要するに悪口をさんざん聞かされました。あなたはこうならないように、と釘を刺された感じ。とにかく全方位からの特別扱いしませんから的な雰囲気。
    そんな環境なので夜勤も断れず、レントゲンの付き添いも(撮影中患者さんの体を支えてるんですが)普通に任されていました。
    悪阻の重症化が始まって、患者さんからも心配されるレベルに達し、赤ちゃんに何かあったらどうするの?という一言でああ、そりゃそーだな。と思って辞めました。自分が無理すれば解決できるという思いが強過ぎて一番大事なものをすっかり忘れていましたね。
    仕事は好きなので本当は産休、育休後に復帰したかった。でも職場環境はすぐには変わらないし辞める以外ありませんでした。然るべきところに訴えて改善してもらうとか絶対居づらくなるし面倒くさいし悪阻で戦う気力なんかこれっぽっちも残ってなかったし。働きたくなったらもちょっと理解のある他のところで働こう、と今は割り切っています。

    • こいちゃんさん
      コメントありがとうございます。
      医療機関でも理解のない職場だったのですね・・・。その悪口も圧力をかけられているみたいで嫌ですね。
      つわりと戦いながらのお仕事、本当に大変だったことと思います。退職直後に入院されているので、きっと限界だったんですね。
      私も上司から「いつ来れるのか?」と何度も何度も言われ、追い詰められていきました。
      好きでつわりになった訳ではないし、出来るならいますぐつわりから解放されたいと思っているのに、まるで私が悪いのかと思うほど
      辛く悲しく生きているのが嫌になる日々だったと今思います。
      つわりの時期はまだお腹も出てこないので、自分が頑張ればと思いがちなのかもしれません。
      なかなか妊婦のトラブル(つわりや切迫など)に寛大でサポートをしてもらえる職場は少ないですね。
      きっと今も苦しんでいる妊婦さんは多い事でしょう。これからもっとつわりについての理解が広まり、みんなが安心して働ける職場が増えることを願います。
      こいちゃんさんの選択は正解だったし、これからまた新しい生活に繋がる勇気ある退職だと思いますよ。

  • 上司や会社が理解のない人だったというよりも、ただあなたが仕事を続行できなかっただけですよね。それを理解がない、追い詰められただなんてそれこそ社会人としてどうなのでしょうか。追い詰めていたのではなく確認していただけです。責任ある上司の立場なら当たり前の反応でしょう。私もつわりで会社を辞めてしまいましたが、あなたのような考え方はしません。結局は自分の責任です。

    • にこさん
      そうですね。私が仕事を続行出来なかっただけです。
      上司は確認していただけと書いていますが、あの時の私には追い詰められているように感じました(口調や発言など)
      にこさんに私のような考え方をして欲しい訳ではないです。ただ、あの時私が思ったことを書いたまでの個人的な思いです。
      自分の責任ですよ、別に上司や子供のせいだとは言っていません。
      貴重なご意見ありがとうございました(*^^*)

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