二度の重症妊娠悪阻を経験。猛烈な吐き気で絶食絶飲状態に

妊娠中につわりが酷く辛かった方の「つわり体験記」を紹介しています。

様々な症状、環境を耐えた妊婦さんの貴重な体験記は、今つわりが辛いあなたの苦しみを代弁してくれるはず。

  • ストロングきみ子さん(@samansasynthes)(30代半ば)
  • つわり開始時期 妊娠5週
  • つわりのピーク 妊娠5週~15週

今回、つわり体験記を書いて下さったストロングきみ子さんは、2人のお子さんのママ。

二回の妊娠ともに、重症妊娠悪阻⇒入院を経験されています。

経験したつわりの症状

吐きづわり、よだれづわりがメインの症状でした。

1人目のつわり

1人目は夜間の突然の連続嘔吐から始まりました。

週数が早かったこともあり妊娠とは思わず、何か深刻な病気にかかったに違いないと思って救急病院に行きました。

「妊娠の可能性は?」と聞かれたのに張り切って「違います!」と答え、念のための尿検査で妊娠が発覚。

気まずいまま点滴を受けてその日は帰宅しました。

次の日もとにかく吐くので近所の産婦人科に行き、その場で重症妊娠悪阻の診断が出て入院。

点滴していても一日中気分が悪く、寝返りしただけでめまいを起こしたり、唾が湧き出てくるうえに飲み込むと気持ち悪く常に吐き出していました。

匂いに敏感になり、夫が隣の部屋で冷蔵庫を開けたり、ジュースを注いだりすると匂いでわかるレベルです。

洗い物を放置されると臭くて臭くて気持ち悪くなり、早く片付けてよ!と怒ること多数でした。

しかし飼い犬のパグの匂いは大丈夫で、一緒に添い寝していました。なんたる理不尽、ごめん夫と今なら思えます。

吐きつわりは14週には落ち着き、お宮参りの頃に職場復帰したものの、よだれづわりは治らず、出産当日まで続きました。

2人目のつわり

1人目の時の反省を踏まえ、フライング妊娠検査薬で心構えをしていました。

今回は軽いといいな…2人目だしきっと大丈夫だろう…と軽く考えた5週からまんまとつわり開始。

病院に行くもまたしても重症妊娠悪阻で入院になりました。

 

1人目より2人目のほうが吐きつわりは苛烈で、3週間ほぼ絶食絶飲。

 

昔だったら絶対死んでる、現代に生まれてよかったと心から思いました。

 

身体が弱っていて血管に元気がないせいか点滴の針を刺す難易度がどんどん上がっていったようで、若い看護師からベテラン看護師へとクラスチェンジしていっていて感慨深いものが。

2人目は吐きつわりよだれづわりともに20週までには落ち着きました。

つわりの時の生活状況

起き上がると吐くので当然寝たきり、そのため仕事には行けず、職場に大迷惑をかけながら1人目も2人目の時も2ヶ月休職しました。

2人目のときは、1人目を遠方の実家に預かってもらい、1ヶ月離れて暮らしました。

それが寂しくて辛かったです。

吐きつわりが少し軽減したな、というあたりで私も実家に帰省し、面倒を見てもらいました。

つわりは何がどう辛かったのか?

「気持ち悪い。胃がグツグツしている」と当時の日記に記しています。

胃がとにかく気持ち悪く、胃の中に何もないのに吐いて、食べていないから貧血でめまいがおこる、という悪循環がきつかったです。

もともと食いしん坊で食べることが大好きなので、食べられないのもダメージでした。

2人目は総合病院に入院したものの、産婦人科病棟に空きがないということで消化器系の病棟の大部屋に入れられて、これがとても辛かったです。

目の前で四六時中痰を吸い取られている患者と24時間同室、私以外の患者が認知症で夜中泣いたり叫んだり奇声を発したり。私が吐くと「そこにいるのは誰だー!」と叫ばれたり。

私はストレスのせいか鼻血まで出始め、挙げ句の果てにはカーテンを挟んだすぐ横でレントゲンを撮られ、さすがにクレームを入れて個室に移してもらえました。

周りの環境音が辛くて、イヤホンで星野源をずっと聞いていました。

いま星野源を聞くと、あのときのことが思い出されて若干気持ち悪くなります。

つわりの時の家族の反応

新幹線で5時間の距離に住む実母が何から何までサポートしてくれて本当に助かりました。

実母のおかげで、上の子もそんなに寂しい思いをせずに済みました。

職場も快く休ませてくれ、優しい言葉をかけてもらえたので安心できました。

夫も掃除や私の食事の準備、病院への付き添いなど出来る限りやってくれました。

みんなに感謝しています。

つわりを経験した今だからこそ言えること

赤ちゃんを妊娠するのってこんなにしんどいんだな・・・というのが率直な感想です。

つわりのピークは安定期より前のため、周囲に公言できずひとりで辛い思いをする妊婦さんがいると思うと、つわりの辛さはもっと認知されていいと思います。

プレママや女性だけでなく、男性や若い人にももっと広まって欲しいですね。

 

 

管理人はなこのつわり体験記はこちら

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