妊娠悪阻体験記を週数ごとに詳しく書いています。
前回の記事はこちら
妊娠8週目。仕事に行けず風呂に入れず食事も出来ない。辛い。
夫は仕事で不在のため1人で耐えていましたがそろそろ限界だと思い、遠方にいる実母に助けを求めました。
新幹線の距離の母を呼ぶ。全力で親に頼った話
「大丈夫!お母さんがすぐにそっちに行くから。食べられそうなもの何でも買ってきてあげる。心配しないでね!」
こう言ってくれましたが母自身はつわりはほぼなく、先に出産した姉も軽いつわりだったので妊娠悪阻(この時はまだ私も妊娠悪阻だと診断されていないが)を知りませんでした。
(私は3姉妹でその後出産した妹もつわりはほぼなかった。)
母は私の状態を見て絶句・・・。
大人になってからこんなに親を頼る事って無く一瞬躊躇しましたが、ほぼ飲食出来ない状態で身の危険を感じましたので全力で頼らせてもらいます。
実家は新幹線の距離、まだ働いている母ですが翌日にはすぐに来てくれて本当に助かりました。
あのまま一人だったら私、どうなっていたか分からない。
今、親になってみてこの時の母の気持ちが少し分かるのですが非常事態に躊躇しないで欲しい。我慢しないですぐに助けを求めて欲しいと思います。
子供が孤独で耐えている方が私だったら辛いです。
家族がそばにいるだけでつわりの症状はマシになる
つわりの症状は妊婦の精神状態にも左右されるのではないか?と今でも思っています。
そばに誰かいてくれるだけで少しだけ症状が軽くなった気がします。
新幹線で母がすぐ来てくれ、何か食べられるものをと買い物に行って作ってくれましたが
あれ?食べられるぞ!
と食欲が少しわいてきて数日ぶりにまともな食事をしました。素麺とおにぎり、フルーツ(←これでもまともだと思うほど何も食べていなかった)
それでも横になったままほぼ動けない私を見て驚く母。
仕事を休んで数日間滞在してくれましたが、その間は1人でいるよりも幾分か症状がマシでした。
妊娠して初めて吐いた日
母は数日で仕事の為帰宅。
まだ妊婦検診まではしばらく日数があり、それまで耐えなければと思っていました。
気持ち悪いが吐くほどではないし、吐き気を我慢出来るから大丈夫・・・と思っていたのですが、今までよりも強い吐き気に襲われ、我慢して耐えようとするも嘔吐。
妊娠して初めて吐きました。
一度吐くともう止められず二度三度と連続で嘔吐。
酷い吐き気は耐える事が出来ない。
吐き気をコントロールなど出来ない。
トイレにかけこんでうずくまりながら苦しくて苦しくて泣きました。悲しくてというわけではなく吐いていると自然と涙が出てくるんです。
初めて吐いてからずっと地獄
初めて吐いたその日から良くなることはなく、数ヵ月ずっと地獄みたいな日々でした。
特に妊娠3・4ヵ月あたりは酷くずっと泣いて吐いていました。
妊娠悪阻では泣きながら吐くってあるあるだと思うのですが、つわりが酷くなかった人にはこれを言うとびっくりされます。
妊娠前に私が想像していたつわりは“時々気持ち悪くなるものの元気な時間もある””吐いたらすっきりする”ものだったので
“一日中気持ち悪くて元気な時間なんてない”
“吐いても気持ち悪い”
実際のつわりがこんな恐ろしいものだった事に衝撃を受けました。
寝たきりで動けなく、食欲もない、頭痛もする、1時間の間に何度も吐き気に襲われ、眠れない。
もう無理だ
嫌だ、こんな生活赤ちゃんの為に耐えようとか、頑張るとか、そんな前向きな気持ちにはなれなくてとにかく「今」自分が楽になりたい。
一日何度も嘔吐するようになりまだ妊娠8週なのに、先が長すぎてつわりの覚悟のないまま妊娠したことを後悔していました。
こんなに辛いと知っていたらこのタイミングでの妊娠は無かったな。妊娠する覚悟が出来るまで何年かかるか分からない。
「つわり体験記」はこちらに続きます
だめだと思ったら家族に甘えるのも一つの手です。ここを読んでいる家族の方、つわりは本当に辛いです。どうか支えになってあげてください。