材料を入れれば簡単に出来る自動調理家電が欲しい。
そこで候補に挙がるのがT-falのクックフォーミーとSHARPのヘルシオホットクックではないでしょうか?
家電好きな主婦がどちらも実際に使って、機能・味・時短・お手入れなどの観点からどちらがおすすめか比較しました。
先に結論から言いますと、無線LAN対応のホットクック最新機種KN-HW16D、KN-HW24C
)が今は一歩リードしています。
しかし、生活スタイルによっておすすめは違いますので詳しく比較をしていきます。
クックフォーミーとホットクックの機能を比較

この二つの商品、似ているようで機能は全然違います。
それぞれの長所は圧力調理と無水調理
クックフォーミーは圧力調理が出来るので、調理時間が圧倒的に短縮出来ます。
ホットクックは無水調理で水を使わずに料理を作ることが出来ます。
それにより素材の旨みを引き出し、栄養を逃しません。
予約調理が優秀なホットクック
ホットクックの予約調理はかなり優秀。
朝セットして帰宅後にアツアツの料理が出来ているなんてことも出来ます。
さらにホットクックには予約開始時に一度熱を通し、食材の腐敗を防ぐと言う機能があるので夏場も安心です。
さらに上位機種(KN-HW16D、KN-HW24C)ではスマホアプリで外出先から出来上がり時間を変更することも出来ます。
クックフォーミーは予約調理機能が使えるのが白米・玄米のみ。
予約調理がしたいならホットクックを選びましょう。
調理方法はクックフォーミーの方が魅力的
それぞれどんな調理方法が出来るのでしょうか?
細かく分けると色々とありますが、ここでは主に使う調理方法に焦点を当てて紹介します。

クックフォーミーは調理方法が4つから選べると言うのが魅力で、どれもしっかりと使えます。
- 圧力調理
- 蒸す
- 炒める
- 煮込む
炒める機能で、煮込む前になべの中でお肉に焼き色を付けることも出来ます。
上の写真は実際に炒めている所です。
焼き色機能でこんなにジューシーなローストポークも出来ますよ。肉好きの方必見です。
個人的にはこの機能がすごく役立つし、美味しく仕上がるので欠かせません。
一方、ホットクックの出来る調理方法も4つなのですが、「炒める」が出来ません。
- 煮込む(無水調理)
- 蒸す
- 茹でる
- 低温調理(発酵)
クックフォーミーのようになべの中で炒めたりは出来ないので、焼き色を付けたい場合は事前にフライパンで調理する必要あり。
私はこれが少し面倒くさいと感じます。
クックフォーミーとホットクックの味を比較。美味しいのは?

どっちの方が美味しく出来るのか・・・
私の個人的な意見では、ホットクックの方が美味しいです。
圧倒的にホットクックが美味しいという訳ではなく、クックフォーミーももちろん美味しいのですが、どちらか選ぶならホットクックです。
無水調理は本当に野菜の甘みが引き立ち、素材の美味しさを存分に味わえました。

こちらはホットクックで作った無水カレーですが、ハヤシライスかと思ってしまう位にトマトの旨みがギュッと濃縮されています。
ホットクックのまぜ技ユニットはやっぱりすごい

ホットクックにはまぜ技ユニットという機能があり、調理中のかき混ぜると言う作業を自動でやってくれます。
写真はまぜ技ユニットで、こちらを本体に取り付けると自動でかき混ぜてくれます。
この機能により、味が均一に仕上がるのです。
クックフォーミーにはこの機能はありません。
クックフォーミーの方が美味しい料理もある

ホットクックの無水調理を絶賛している私ですが、クックフォーミーの方が美味しい料理もあります。
こちらはそれぞれで作った肉じゃがです。
ホットクックは無水調理ですが、材料を一気に入れてスタートボタンを押しただけ。
具材を最初に炒めないからか、お肉がくっついてしまいました。
その点、クックフォーミーは圧力調理の前に具材を油で炒めたのでよりお肉がジューシーに仕上がりました。
肉じゃがはクックフォーミーの方が美味しかったです。
このように圧倒的に美味しさに差があるかと言うとそうではないんですよね。
作れるメニューの数が多いのはどっち?
内蔵されているレシピ数はどちらが多いのでしょうか?
やはり作れるレシピのバリエーションが多い方が嬉しいですよね。
クックフォーミー
クックフォーミー | 60レシピ |
クックフォーミーエクスプレス | 150レシピ |
クックフォーミーとクックフォーミーエクスプレスでは内蔵レシピ数が倍近く違います。
両者の違いについては以下の記事をご参照ください。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
ホットクック
KN-HW24C(2.4L無線LAN対応) | 155レシピ |
KN-HW16D(1.6L無線LAN対応) | 145レシピ |
KN-HT24B | 143レシピ |
KN-HT99B | 131レシピ |
ホットクックは現在4機種発売されています。
無線LAN対応の2機種はクラウドサービス『COCORO KITCHEN』に接続してメニューを増やすことが出来ます。
これからもメニューが増えるのでこれは嬉しい。
いずれもクックフォーミーよりホットクックのほうが、内蔵されているメニュー数が多いです。
操作しやすいのはどれ?

操作性はホットクックのKN-HW24C、KN-HW16Dとクックフォーミーは液晶画面で操作しやすい。
使いにくいのはホットクックKN-HT24B、KN-HT99Bです。
上の写真右下のものなのですが、表示が番号のみ。
材料や番号を確認してからでないと調理を始められないのが非常に面倒くさいです。
無線LAN対応ホットクックはスマホと連携

無線LAN対応のホットクック(KN-HW24C、KN-HW16D)は家族の嗜好や利用状況をサーバーに蓄積し、ぴったりのメニューを提案してくれます。
専用のスマホアプリ「COCORO KITCHEN」では
- レシピ検索
- 買い物リストの作成
- 予約調理の時間変更
など様々な便利機能を使うことができます。
クックフォーミーには無線LAN機能がないので、ホットクック(KN-HW24C、KN-HW16D)の方が操作性が高いです。
時短家電として優秀なのはどっち?

どちらの商品も時短家電というくくりですが、より時短効果があるのはクックフォーミーの方です。
ほとんどの内蔵レシピ・マニュアルレシピが、材料を切るところから料理完成まで1時間とかかりません。
15分や30分位で出来るものも多く、圧力調理の力を感じます。
上の写真のスペアリブは全部で30分かからず完成しましたよ!
カレーも20分位で出来ます。本当に早いです。
予約調理機能はないのですが、あっという間に出来上がるので予約する必要があまりないんですよね。
角煮はトロトロに仕上がるのはもちろん、なんと卵も一緒に入れて圧力調理出来ます。
ホットクックの調理時間はやや長め
一方のホットクックはクックフォーミーに比べて調理時間は長めです。
ホットクックは、「朝セットして出かけて帰ってきたら料理が出来ている!」と言うのが売りです。
腐敗しないように一度火を通すので衛生的にも安心なのは間違いないのですが・・・。
調理時間が長いレシピもある
無水カレーはホットクックでの調理時間だけで1時間5分。
材料を切る時間を入れたらもっとかかります。
他のレシピもクックフォーミーより時間がかかるものがほとんどです。
確かにホットくだけで出来ると言われれば時短・・・なのかな?と思うけど、待ち時間が長いです。
すぐに食べたい時には向いてない。
お手入れが簡単なのはどっち?

使うたびに洗う調理家電なので、お手入れの簡単さも選ぶ基準になります。
どちらも使ってみたのですが、若干ホットクックの方がお手入れが楽な気がします。
あんまり差は感じないのですが、クックフォーミーは小さい部品が多く、無くさないように気を遣うんです。
どちらも食洗器で洗えるのでそこはとても楽ですね。
どちらがおすすめ?比較してみた結果はこうなった
今一番最先端なのはホットクック(KN-HW24C、KN-HW16D)でしょう。
クックフォーミーよりも、無線LAN対応のホットクックの方がリードしていると言わざるを得ません。
これからもどんどんメニューが増え、それを本体に追加出来ると言うのは便利です。
ただし、これは上位機種のみでKN-HT24BとKN-HT99Bにはこの機能が備わっていません。
- 無水調理がしたい
- 圧力鍋をすでに持っている
- 圧力鍋ほど時短じゃなくても良い
- 朝セットするのが苦にならない
- 無線LAN機能が欲しい(KN-HW24C、KN-HW16D)
こう思ったあなたはホットクックを選びましょう。
今買うなら絶対に無線LAN対応のKN-HW16DとKN-HW24Cがいいですね。
KN-HW24C こちらは2.4Lの大容量タイプ
クックフォーミーは忙しいあなた向け
私はホットクックもクックフォーミーも持っていますが、クックフォーミーの方が使用頻度が高いです。
ホットクックの魅力である予約調理ですが、子供がいると朝の時間はバタバタしていてセットするのが面倒くさい。
調理時間は約1時間くらいはかかるのでセット出来なければ時短家電のうまみはあまり活かせないのです。
このために朝早く起きるなら帰って来てからクックフォーミーで短時間で作る方が楽でした。
また、なべの中で炒めてそのまま圧力調理まで出来るのが嬉しいです。
洗い物も少なくてすむし、美味しく出来るのでこちらが良いですね。
- ホットクックは朝セットして予約調理をするのが面倒くさい
- 圧力調理の時短が魅力的
- 炒める~煮込むまでやりたい
このように忙しいあなたはクックフォーミーがおすすめです。
ホットクックは無水調理