

妊娠中につわりが悪化し、重症妊娠悪阻になった私は色々な人からこのようなことを良く言われました。
つわりは気のせいでもないし、仕事をすれば良くなるなんてことはありません。
つわりのメカニズムは完全に明らかになっておらず、特効薬もなければ、特別な治療法もないのです。
「つわりを治す方法は無くても、和らげる方法はあるかもしれない」
私は6カ月間のつわりで、何とか症状を和らげようと色々試してみました。ここでは、実際に私が楽だと思った過ごし方や対策をまとめていきます。
つわりで苦しんでいる方の何か生活のヒントになれば幸いです。
つわりが辛い。日常生活での対策

吐きつわりや食べつわりなどで、気持ちが悪い・・・。
何とか日常生活は送れる場合、仕事や家族の為に無理をしがちです。しかし、無理をしたりストレスを感じるとつわりの症状が強く出る場合があるようです。
これは実際に私も経験しました。
寝る
つわりに一番効果があるのは、個人的には「寝る」ことだと思っています。
寝ている間はつわりの苦しみを忘れていられますし、体力も回復するので疲れた時や、具合が悪い時は無理をせずに横になって目を瞑ってみましょう。
夜もなるべく早く休むように心がけるといいかもしれません。
仕事や家事を休む
つわりで苦しみながら、仕事や家事をするというのはかなりきついですよね。
仕事の場合は中々休めないという方も多いと思いますが、自分で限界を感じたら休む勇気も必要かと思います。
医師に診断書を書いてもらえないか聞いてみるのもいいですね。ピークの期間だけでも、休んだり早退したりして何とか乗り越えられるといいのですが。
食べられるものを食べる、水分を意識してとる
お腹の赤ちゃんの為に、栄養のあるものを食べようと思うのは素晴らしいことです。
しかし、つわり中は味覚が変わったり、特定の食べ物を受け付けなくなる場合が多いです。一番避けたいのは、脱水症状になったりケトン体が出てしまうことです。
まずは、食べられそうなものを何でもいいから口にすることが大事だと医師からも言われました。
脱水症状になると体がかなり辛くなり危険なので、水分は積極的にとりましょう。
吐くときは水を飲むと楽に吐ける
つわりで吐き気がある場合、胃の中に何も入っていなくても吐いてしまいます。
この空吐きがとても苦しいです。喉は痛いしお腹のあたりも苦しいので、吐き気がきたら水を飲むようにすると楽です。
飲んだ水ごと吐くのですが、何も吐かずに「オエー」となるよりは喉にダメージが無くて少しはマシですよ。
外出時はマスクをする
つわり中は香水のにおいや体臭など、においに敏感になり吐き気を誘発します。
電車の中や人混みでは、マスクをつけると少しマシになったのでおすすめします。
マスクによっては、それ自体にも気持ち悪くなるようなにおい(通常は感じなくてもつわり中は感じる)のものもあるので注意してください。
タイトな服や下着は避ける
例えばスキニージーンズや、タイトスカートなどのぴったりとした服は避けた方が良いです。
締め付けられると何故だが気持ちが悪くなり、つわりの症状が悪化していました。このような症状になる方は意外と多いようなので気を付けて下さい。
また、ワイヤー入りの下着も同様です。スポーツタイプや授乳用のものなど緩くて締め付けないものを選ぶと良いと思います。
私のおすすめは、トリンプのスロギーです。
着けているのを忘れるような、ストレスゼロの着け心地で締め付け感はほぼありません。授乳用にも使えたのでおすすめ。
2人目のつわりどうする?
2人目のつわりは1人目とはまた違った辛さがあります。
2人目つわりについてはこちらの記事に詳しくまとめています。
つわりが酷くて寝たきりの場合の対策

重症妊娠悪阻の診断を受け、入院~2か月位の間は本当に辛くほぼ寝たきり状態で過ごしました。
しかし、寝ているにも限度がありそう何時間も眠れるものではありません。
ストレスもたまり軽い鬱のような状態になった時に、どうにかしたいと試してみてよかった過ごし方を紹介します。
点滴治療を受ける
寝たきり状態までつわりが悪化すると、食事をするのもかなり辛いはずです。
水分をとるのも気持ちが悪い・・・となったら点滴治療をしてもらえないか病院に聞いてみましょう。
私は点滴をして脱水症状が改善され、体のだるさがだいぶ良くなりました。辛いと思ったら、まずは医師に相談してみてください。
入院する
1人で家で寝ていることが難しい場合は、医師に入院の相談をしてみましょう。
ケトン体が出たり、体重減少などいくつか入院の目安となるものがあります。
私も入院を経験しましたが、我慢しないで入院させてもらえないか聞いてみるのもいいですよ。
実家に帰る。誰かにそばにいてもらう
もし、実家が帰れる距離ならしばらく実家に帰るのもいいですよ。
私は医師の許可をとって新幹線の距離を帰省して、実家でしばらく療養していました。
1人で寝ていると不安だし辛いし、どんどん具合が悪くなるのですが、誰かにそばにいてもらうと違います。
無理ならご家族に数日でも助けに来てもらうという手も。そばにいて、手を握ってもらうのが私はすごく元気になりました。
絵本やエッセーを読む
つわりが酷いと気持ちまで落ち込んでしまいます。
私はあまりの辛さに「妊娠やめたい」とまで思うようになって、毎日泣いていました。(母親失格かもしれませんが、一日数十回の嘔吐でおかしくなっていました)
そんな時に出会ったのが、妊娠出産や子育てを描いた絵本やエッセーです。
辛い時こそ励ましてくれるようなメッセージ性の強いものを読むと勇気づけられます。
こちらの記事で他にもおすすめの本を紹介しています。
ヒーリングミュージックを聞く
つわり中は、人の話し声やテレビのうるさい音を聞くだけで気分が悪くなりました。あまりにひどい時は、音を聞いただけで吐くこともありました。
かと言って、一日中無音の中で生活するのも辛いものです。
邦楽・洋楽・クラッシックなど色々試して、私が一番良かったのが「ヒーリングミュージック」です。
ごくごく小さな音で流していると、眠りにもつきやすかったです。水の流れる音や風の音など・・・。色々な種類があるので自分に合ったものを探してみるといいかもしれません。
テレビを見るならアニメかホラー系がおすすめ
テレビを見たくても、ドラマやバラエティーなんかは食べ物がよく出てきます。
つわりが酷いと食べ物を見ただけでも吐いてしまうことがあって、うかうかテレビを付けられませんでした。
でも、外出出来ない、仕事出来ない、テレビも見れない生活は嫌気がさしてきますよね。
そんな時におすすめなのが、アニメかホラー系です。
アニメは食べ物のシーンが少ないし、あってもリアルじゃないので気持ち悪くないです。ホラーは理由は不明ですが大丈夫でした(笑)
苦手じゃなければ、挑戦してみてはいかがでしょうか?ちなみに私は、金田一とコナンを見まくっていました。
ネットでつわり体験談を読む
ネットを見ると画面酔いがして気持ち悪くなる・・・という方は無理かもしれませんが、つわりに関するブログやサイトを読んでみてはどうでしょうか?
「自分ひとりが苦しいわけじゃない」と分かるだけでも、勇気づけられますし元気が出てくるかもしれません。
つわりで辛いのはあなた一人じゃない。私はその辛さが分かる
つわり辛いですよね。
その気持ち、私はすごく分かります。
産婦人科にいる妊婦さんはみんな元気そうだし、自分1人が辛いんだと思いがちですが、仲間はいっぱいいるんです。
つわりが酷い人は休んでいるので、外でみかけないのは当然。
あなたは絶対に一人じゃないです。
まず、お腹の中に一番の味方がいるし、沢山の仲間が一生懸命耐えてる。
つわりの症状は人それぞれですし、辛さも人それぞれなので、自分に合った過ごし方を見つけることが大切です。
1人で無理はせずに、色々な人を頼って辛いつわりを乗り越えていきましょう。
つわり関係の記事はこちらから詳しくご覧いただけます
当サイトのつわり関連の記事をまとめたものが以下のリンクの記事です。
つわり体験記以外にも食事対策やサポート方など、様々なものを書いていますので是非一度ご覧ください。